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J-GLOBAL ID：201602207062747626   整理番号：16A0366018

農地等の放射性物質の除去・低減技術の開発-大豆,そば等における放射性物質移行低減対策技術の開発及び植物における放射性セシウム吸収メカニズムの解明-第2編 そば等における放射性セシウム移行要因の解明および移行低減対策技術の開発 第2章 麦類における放射性物質移行低減対策技術の開発 2 放射性物質蓄積性の品種間差異と吸収・移行機作の解明

著者 (3件)： 久保堅司 (農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究セ) ,  小林浩幸 (農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究セ) ,  松波寿弥 (農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究セ)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 552  ページ： 52-58  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)コムギ遺伝資源コアコレクションにおける放射性Csの蓄積性の評価(2012~2014度):コムギにおける子実への放射性Csの蓄積性には約10倍の品種間差異が存在した。また,根から茎葉への移行性,茎葉から子実への移行性にも品種間差異が認められた。(イ)子実の放射性Cs濃度が特徴的な品種を用いた吸収・移行性の解析(2013~2014年度):子実のCs濃度が低い品種は高い品種と比較して,根から地上部へのCsの移行が少なかった。また,子実のCs濃度が低い品種は,根においてKとCsをよりよく選別しCsを根に留める形質も有していた。(著者抄録)

シソーラス用語： *セシウム同位体 ,  放射性同位体 ,  圃場試験 ,  生体吸収 ,  種子 ,  組織中濃度 ,  放射能汚染 ,  土壌汚染 ,  食品汚染 ,  置換性塩基 ,  係数 ,  施肥 ,  *コムギ ,  品種差 ,  *生体内蓄積 ,  生体輸送 ,  葉 ,  カリウム
準シソーラス用語： 移行係数 ,  茎葉 ,  交換性カリウム ,  子実 ,  *放射性セシウム

分類 (2件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K) ,  麦  (FC03033M)

引用文献 (3件)：

• Putyatin, Y.V., Seraya, T.M., Petrykevich, O.M. and Howard, B.J. (2006) Comparison of the accumulation of ¹³⁷Cs and ⁹⁰Sr by six spring wheat varieties. Radiat Environ Biophys. 44 (4): 289-298.
• Schimmack, W., Gerstmann, U., Schultz, W., Sommer, M., Tschöpp, V. and Zimmermann, G. (2007) Intra-cultivar variability of the soil-to-grain transfer of fallout 137Cs and 90Sr for winter wheat. J Environ Radioact. 94 (1): 16-30.
• Kubo, K., Watanabe, Y., Matsunaka, H., Seki, M., Fujita, M., Kawada, N., Hatta, K. and Nakajima, T. (2011) Differences in cadmium accumulation and root morphology in seedlings of Japanese wheat varieties with distinctive grain cadmium concentration. Plant Prod. Sci. 14 (2): 148-155.

タイトルに関連する用語 (13件)： 農地 ,  放射性物質 ,  開発 ,  大豆 ,  移行 ,  対策 ,  植物 ,  放射性セシウム ,  メカニズム ,  要因 ,  麦類 ,  蓄積 ,  品種間差異