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J-GLOBAL ID：201602207091818591   整理番号：16A0371148

気候変動に対応した循環型食料生産等の確立のためのプロジェクト 第2編 地球温暖化が農業分野に与える影響評価と適応技術の開発 第2章 土地利用型作物における影響評価と適応技術の解明 5 温暖化環境における水稲生産ポテンシャル向上のための形質の特定(3)登熟特性に関する温度反応性の評価

著者 (4件)： 長田健二 (農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究セ) ,  大角壮弘 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究セ) ,  吉永悟志 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究セ) ,  中野洋 (農業・食品産業技術総合研究機構 作物研)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 557  ページ： 153-158  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)多収品種における登熟・収量の温度反応性:多収水稲における登熟・収量性の温度反応に品種間差があることが確認され,インド型多収品種は日本型品種と比較して登熟適温が3~4°C高く,高温域での収量低下が小さいことが明らかになった。(イ)高温処理による登熟形質変動の品種間差とその要因の解明:高温処理による収量低下はインド型品種で小さかった。インド型品種の1粒単位での登熟速度が速く登熟日数が短い特性は,高温条件での粒重増加過程の変動及び最終粒重の低下を少なくすることで高温下での生産性低下の軽減に寄与すると推察された。(著者抄録)

シソーラス用語： *水稲 ,  登熟 ,  *作物収量 ,  気温 ,  高温 ,  温度依存性 ,  品種差 ,  地域差 ,  年年変動 ,  日射量 ,  収量構成要素 ,  重量 ,  耐候性 ,  *地球温暖化
準シソーラス用語： 耐暑性 ,  粒重

分類 (4件)： 稲作  (FC03020C) ,  作物の品種  (FC02020V) ,  発生,成長,分化  (EH02030U) ,  植物に対する影響  (EE04030Z)

引用文献 (3件)：

• Hanyu J., Uchijima T. and Sugawara S. (1966) Studies on the agro-climatological method for expressing the paddy rice products. Part 1. An agro-climatic index for expressing the quality of ripening of the paddy rice. Bull. Tohoku Natl. Agr. Exp. Stn. 34: 27-36.
• 林陽生(2001)温暖化はわが国の農林業にどのような影響を及ぼすか.農林水産技術研究ジャーナル.24(10):5-13.
• Yoshida S. and Hara T. (1977) Effects of air temperature and light on grain filling of an indica and a japonica rice (Oryza sativa L.) under controlled environmental conditions. Soil Sci. Plant Nutr. 23(1): 93-107.

タイトルに関連する用語 (19件)： 気候変動 ,  循環 ,  食料生産 ,  プロジェクト ,  地球温暖化 ,  農業 ,  影響評価 ,  適応 ,  開発 ,  土地利用 ,  作物 ,  温暖化 ,  環境 ,  水稲 ,  ポテンシャル ,  形質 ,  登熟 ,  反応性 ,  評価