文献

J-GLOBAL ID：201602208674642781   整理番号：16A0371117

気候変動に対応した循環型食料生産等の確立のためのプロジェクト-気候変動に適応したイネ科作物品種・系統の開発-第2編 病虫害低抗性水稲品種の開発 6 温暖化に伴い発生が増加する紋枯病・もみ枯細菌病・ごま葉枯病に対するイネ抵抗性遺伝子の解析

著者 (9件)： 佐藤宏之 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  溝淵律子 (農業生物資源研) ,  佐藤光徳 (鹿児島県農業開発総合セ) ,  竹之下佳久 (鹿児島県農業開発総合セ) ,  田中明男 (鹿児島県農業開発総合セ) ,  山川智大 (三重県農業研) ,  松本憲吾 (三重県農業研) ,  太田千尋 (三重県農業研) ,  瀬田聡美 (三重県農業研)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 554  ページ： 111-115  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)紋枯病抵抗性を保有するとされる実験系統「WSS2」のQTL解析を行い,抵抗性に関与する四つのQTLを検出した。これらの抵抗性QTLのうち,qBS9を保有し,紋枯病抵抗性が“やや強”である系統を中間母本「西南PL3」とした。(イ)苗腐敗抵抗性を保有する「Nona Bokra」のQTL解析を行い,抵抗性に関与する一つのQTL(qRBS1)を検出した。もみ枯細菌病抵抗性を保有する「Kele」のQTL解析を行い,抵抗性に関与する一つのQTL(RBG2)を検出した。(ウ)ごま葉枯病抵抗性を保有する「Tadukan」のQTL解析を行い,抵抗性に関与する三つのQTLを検出した。これらの抵抗性QTLのうち,qBSfR11を導入した系統が十分な抵抗性を示したことから,「Tadukan」の主な抵抗性QTLはqBSfR11であることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *水稲 ,  栽培品種 ,  *遺伝子 ,  *量的形質遺伝子座 ,  紋枯病 ,  植物病害 ,  育種 ,  DNAマーカー ,  解析
準シソーラス用語： *QTL【遺伝】 ,  ごま葉枯病 ,  遺伝分析 ,  *抵抗性遺伝子 ,  病害抵抗性育種 ,  苗腐敗病 ,  籾枯細菌病

分類 (2件)： 作物の品種改良  (FC02030G) ,  稲作  (FC03020C)

引用文献 (2件)：

• Satoら(2004)Mapping QTLs for Sheath Blight Resistance in the Rice Line WSS2. Breeding Science 54: 265-271.
• Channamallikarjunaら(2010)Identification of major quantitative trait loci qSBR11-1 for sheath blight resistance in rice. Mol. Breeding 25:155-166.

タイトルに関連する用語 (19件)： 気候変動 ,  循環 ,  食料生産 ,  プロジェクト ,  適応 ,  イネ科 ,  作物 ,  品種 ,  系統 ,  開発 ,  病虫害 ,  水稲 ,  温暖化 ,  紋枯病 ,  もみ枯細菌病 ,  ごま葉枯病 ,  イネ ,  抵抗性遺伝子 ,  解析