抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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昨今様々なパーソナルデータが蓄積されているが,ある個人のパーソナルデータは,店舗Aと施設Bのような別の主体によって管理されている場合が考えられる。このとき,店舗Aと施設Bの持つデータを名寄せできればより多くの情報を利活用できるが,店舗Aが名寄せデータを得ると,自身のデータと突き合わせることにより名寄せデータ中の個人を識別し,相関分析等には本来不必要な情報を得ることができてしまう。本論文では,名寄せデータを作成する際に,最終的に名寄せデータを得る主体以外は何も情報を得られず,且つ名寄せしたデータを得た主体も,名寄せデータから個人が識別できないようにするプロトコルを提案する。まず基本方式として,公開鍵暗号とPk-匿名化を組み合わせたプロトコルを提案する。次に,基本方式を拡張し,より多様なデータや状況に対応する方法,およびより安全性を高める方法について述べる。(著者抄録)