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J-GLOBAL ID：201602210410996784   整理番号：16A0356770

広がりつつある超伝導直流送電応用

著者 (3件)： 筑本知子 (中部大 超伝導・持続可能エネルギー研究セ) ,  山口作太郎 (中部大 超伝導・持続可能エネルギー研究セ) ,  山口作太郎 (中部大 工)
資料名： 応用物理  (JSAP International)
巻： 85  号： 4  ページ： 269-274  発行年： 2016年04月10日 
JST資料番号： F0252A  ISSN： 0369-8009  CODEN： OYBSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超伝導体を使うと抵抗が零になるため,直流送電の最大の難点になっているJoule損失がない。そのため超伝導と直流はベストマッチングを言える。太陽光発電や電池は直流発電であり,技術的にも社会情勢的にも超伝導直流送電システム開発の機が塾したと言える。そのため,著者らが属する中部大学ではBSCCO線材を使った伝導直流送電システムを開発中である。熱侵入や圧力損失を防ぐため,配管は直管断熱二重管を使った。5kA×30分の通電試験の結果を説明した。この開発では最終的に総長1.5kmの超伝導直流送電システムを建設する予定である。さらに超伝導飛行機についてもふれた。

シソーラス用語： 直流送電 ,  *高温超伝導体 ,  送電線 ,  交流損失 ,  カルシウム化合物 ,  ストロンチウム化合物 ,  ビスマス化合物 ,  酸化物 ,  銅化合物 ,  超伝導線 ,  超伝導ケーブル ,  冷却系機器 ,  飛行機 ,  熱
準シソーラス用語： BSCCO ,  *高温超電導送電線 ,  実証プラント ,  超伝導飛行機 ,  *超電導直流送電 ,  冷却システム ,  Joule熱

分類 (2件)： 電線・ケーブル  (NA05020S) ,  送電  (NB05030G)

引用文献 (7件)：

• J.G. Bednorz and K.A. Müller: Z. Phy. B 64, 189 (1986).
• M.K. Wu, J.R. Ashburn, C.J. Torng, P.H. Hor, R.L. Meng, L. Gao, Z.J. Huang, Y.Q. Wang, and C.W. Chu: Phys. Rev. Lett. 58, 908 (1987).
• H. Maeda, Y. Tanaka, M. Fukutomi, and T. Asano: Jpn. J. Appl. Phys. 27, L209 (1988).
• S. Yamaguchi, Y. Ivanov, Jian Sun, H. Watanabe, M. Hamabe, T. Kawahara, and A. Iiyoshi: AIP Conf. Proc. 1434, 1959 (2012).
• H. Watanabe, Y.V. Ivanov, M. Hamabe, N. Chikumoto, H. Takano, and S. Yamaguchi: Physics Procedia 67,239 (2015).

タイトルに関連する用語 (2件)： 超伝導直流送電 ,  応用