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J-GLOBAL ID：201602211569350415   整理番号：16A0345830

転炉スラグによる土壌病害の被害軽減技術の開発と実用化 転炉スラグによる土壌pH矯正が野菜の細菌性病害の発生に与える影響

著者 (2件)： 門田育生 (農研機構 東北農業研究セ) ,  今崎伊織 (農研機構 東北農業研究セ)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 70  号： 4  ページ： 215-219  発行年： 2016年04月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 転炉スラグによる土壌pH矯正が植物病原菌の増殖および関連する病害の発病に与える影響を調べた。検討した細菌はトマト青枯病菌(Ralstonia solanacearum),アブラナ科野菜軟腐病菌(Erwinia carotovora),トマト潰瘍病菌(Clavibacter michiganensis)である。この結果,トマト潰瘍病は播種~育苗期で土壌pH矯正により発病が助長される可能性が示唆されたが,前年に発病した圃場に健全苗を定植した場合は発病がみられなかった。トマト青枯病は発病抑制効果が示唆された。ハクサイ軟腐病は転炉スラグによる土壌pH矯正の効果は認められなかった。

シソーラス用語： *スラグ ,  *土壌改良 ,  土壌改良剤 ,  土壌酸性度 ,  *病害防除 ,  トマト ,  青枯病 ,  Ralstonia ,  Erwinia carotovora ,  軟腐病 ,  潰瘍病 ,  コリネ型細菌 ,  ハクサイ ,  圃場試験
準シソーラス用語： Clavibacter michiganensis ,  Ralstonia solanacearum ,  *転炉スラグ

分類 (4件)： 野菜  (FC03043X) ,  細菌による植物病害  (FC04053P) ,  土壌管理  (FB04070J) ,  製銑  (WD01050P)

引用文献 (6件)：

• BASU, P. K. (1970) : Phytopathology 60 : 825-827.
• GROGAN, R. G. and B. K. JAMES (1953) : ibid. 43 : 473 (Abstr.).
• 門田育生ら(2014):日植病報 80:67~68 (講要).
• -・今﨑伊織(2015):同上 81:59~60 (講要).
• STRIDER, D. L. (1967) : Phytopathology 57 : 1067-1071.

タイトルに関連する用語 (10件)： 転炉スラグ ,  土壌病害 ,  被害軽減 ,  開発 ,  実用化 ,  土壌pH ,  矯正 ,  野菜 ,  細菌 ,  病害