抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Re-Pairアルゴリズムは,入力テキスト長に対して線形時間で動作し,優れた圧縮率を達成することのできる文法圧縮アルゴリズムである。ただし,その動作はオフライン的であるため,テキスト全体を一度にメモリ上に読み込む必要がある。この問題に対し,従来,入力テキストを固定長のブロックに分割し,ブロック毎にRe-Pairを適用する手法が取られている。その手法で良好な圧縮率を達成するには,あらかじめ適切なブロック長を与える必要がある。我々はこれまでに,Re-Pairによって生成される文法にある種の条件を設けることで,Re-Pairアルゴリズムと同等のテキスト置換を与えられた辞書を用いてオンライン的に実行することのできるアルゴリズムを得ている。本稿では,そのオンライン置換アルゴリズムを基に,ブロック長を適応的に伸長させながら圧縮する手法を提案する。(著者抄録)