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J-GLOBAL ID：201602212298881548   整理番号：16A0365961

低コスト・省力化,軽労化技術等の開発-農家の作業技術の数値化及びデータマイニング手法の開発-第2章 作業・環境・生体情報の統合化・可視化技術の研究開発 2 土地利用型農業における作業・環境・生体情報の統合化・可視化技術の研究開発

著者 (9件)： 吉田智一 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  木浦卓治 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  田中慶 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  菅原幸治 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  佐藤正衛 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  寺元郁博 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  大嶺正朗 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  南石晃明 ,  藤井吉隆
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 543  ページ： 47-55  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)統合データベース及びアクセスAPI仕様の開発:数値データとして管理される作業・環境・生体情報の表現形式から出発して,文字やBLOBなども取り扱い可能な共通データ表現形式としてGPXX1.1を考案した。この形式はそのデータが取得された位置情報(緯度・経度・標高など)と時間情報(年月日時分秒など)を基軸として,データ項目の名称や単位(数値データの場合)などの付帯情報(メタ情報)も保持・表現できる形式となっている。さらに,単純な計測データから農業経営・生産管理場面への統合を進め,個々の計測データを含む農業生産工程管理全般のデータ表現形式としてFIX-pms形式を考案・公開するとともに,これらのデータ形式に対応したいくつかの農業アプリケーションを開発し公開した。(イ)データ収集・提示機能の高度化と統合データベースアクセス機能への対応:農業生産工程管理データの共通化形式として考案したFIX-pms形式のXML文書を介して,作業計画・管理支援システム(PMS)とデータ交換しながら,圃場や作付,作業計画の確認と作業実績や付随する画像・音声メモなどを作成できる携帯情報端末(Android端末)用作業記録作成ソフトFaWLを開発した。(ウ)匠の技の可視化に必要な作業・環境・生体情報の収集・提示:農業生産工程管理データの共通化形式FIX-pmsに対応した作業計画・管理支援システム(PMS)と携帯情報端末用作業記録作成ソフト(FaWL)を実証経営体に導入し,2012年から2014年の3か年に亘って農地~作付~作業管理を中心に経営体の生産管理業務に使用した。初年目は盲目的にとにかくデータ入力するということで推移したが,徐々に生産管理情報をデータ化・可視化することの意義・メリットに気づいていき,2年目からは特定の目的意識を持ってデータ入力がなされるようになった。3年目ではデータ可視化・利用のあり方についても言及するなど,実証システムのさらなる高度化についての要望を得ることができた。...(著者抄録)

シソーラス用語： 作業 ,  省力化 ,  データマイニング ,  技術開発 ,  *可視化 ,  土地利用 ,  作業管理 ,  環境管理 ,  情報 ,  データベース ,  データフォーマット ,  位置情報 ,  *農業経営 ,  生産管理 ,  測定データ ,  データ収集 ,  応用プログラム ,  計算機利用システム ,  栽培管理 ,  管理 ,  *情報管理システム
準シソーラス用語： PMS【プロジェクト管理】 ,  アプリケーション ,  メタ情報 ,  作付け ,  支援システム ,  時間情報 ,  数値化 ,  生体情報 ,  農作業 ,  農地管理

分類 (7件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L) ,  ドキュメンテーション  (EA01020H) ,  栽培的防除  (FC05020Q) ,  発生,成長,分化  (EH02030U) ,  植物に対する影響  (EE04030Z) ,  リモートセンシング一般  (AD04000L) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (18件)：

• 南石晃明(2015)農業技術・ノウハウ・技能の可視化と伝承支援-ICTによる営農可視化-.南石晃明・藤井吉隆編.農業新時代の技術・技能伝承ICTによる営農可視化と人材育成,第3章,農林統計出版.
• 吉田智一(2007)精密畑作農業のための情報管理ソフトウェア.農業機械学会誌69(6):8-10.
• 吉田智一・高橋英博(2008)属性データタイプ定義による精密圃場作業情報共有システム.農業機械学会誌.70(2):127-135.
• 星岳彦・鈴木隆文・塩沢栄地・亀岡孝治(2003)EDIのための植物生産におけるXML情報交換規格の提案.農業情報研究.12(4):327-335.
• 大嶺正朗・杉浦綾・杉本光穂(2010)農作業情報記録装置DigiFarmLoggerによる農作業モニタリング技術の開発.第69回農業機械学会年次大会講演要旨.516-517.

タイトルに関連する用語 (14件)： 省力化 ,  軽労化 ,  開発 ,  農家 ,  数値化 ,  データマイニング ,  手法 ,  環境 ,  生体情報 ,  統合化 ,  可視化技術 ,  研究 ,  土地利用 ,  農業