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J-GLOBAL ID:201602214565784967   整理番号:16A0335666

多収で直播栽培向きの良食味水稲品種「ちほみのり」の育成

著者 (8件):
資料名:
号: 118  ページ: 37-48  発行年: 2016年03月 
JST資料番号: S0383B  ISSN: 1347-3379  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「ちほみのり」は,2005年に東北農業研究センターにおいて「奥羽382号(のちの「萌えみのり」)」に「青系157号」を交雑した雑種後代から,東北農業研究センターで選抜し,育成した多収で直播栽培向きの良食味水稲品種である。「奥羽416号」の地方名で栽培特性・品質特性を検討し,優秀性が確認されたため,2014年に品種登録出願を行った。この品種の育成地(秋田県大仙市)での標肥移植栽培における特徴は,出穂期は「あきたこまち」より3日程度早く,成熟期は「あきたこまち」より2日程度早く,東北地域では“かなり早”に属する。稈長は「あきたこまち」より13cm程度短く,穂長は「あきたこまち」と同等かやや短い,穂数は「あきたこまち」よりやや多い。草型は“偏穂数型”である。倒伏は「あきたこまち」より明らかに少なく,耐倒伏性は“強”である。精玄米収量は「あきたこまち」より約11%多い。玄米は「あきたこまち」と比較して粒長がやや長く,粒幅がやや狭く,粒厚は同程度である。玄米の外観品質は「あきたこまち」と同等である。白米のアミロース含有率,玄米のタンパク質含有率は,「あきたこまち」と同程度である。炊飯米は「あきたこまち」と同程度で良食味である。いもち病真性抵抗性遺伝子型は“Pia,Pii”と推定され,葉いもち圃場抵抗性は“強”,穂いもち圃場抵抗性は“やや強”である。縞葉枯病に“罹病性”で,白葉枯病圃場抵抗性は“やや弱”,穂発芽性は“やや易”である。障害型耐冷性は“中”である。「ちほみのり」は稈長が短いため,多肥移植栽培,直播栽培においても倒伏はほとんど認められず,「あきたこまち」より直播栽培で多収であるため,直播栽培に適し,良質で低価格の業務用米用途に適すると考えられる。(著者抄録)
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分類 (2件):
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作物の品種  ,  稲作 
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