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J-GLOBAL ID：201602215143520580   整理番号：16A0378740

低コスト・省力化,軽労化技術等の開発-自給飼料を基盤とした国産畜産物の高付加価値化技術の開発(牛)-第3編 自給飼料多給による高付加価値牛肉・牛乳生産技術の開発 第1章 飼料用米等水田作を活用した乳牛の飼養管理技術の開発 2 穀類飼料の同調的発酵に基づく乳牛の精密栄養管理技術の開発

著者 (1件)： 樋口浩二 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 547  ページ： 31-34  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)一般に流通している濃厚飼料原料14種(圧ペントウモロコシ,圧ペン大麦,大麦,エン麦,ライ麦,メイズ,PHFメイズ,大豆粕,加熱変性大豆粕,脱脂米糠,豆腐粕,ビートパルプ,フスマ),流通配合飼料2種(A社,B社),流通粗飼料2種(チモシー乾草,アルファルファヘイキューブ),自給粗飼料2種(トウモロコシサイレージ,イタリアンライグラスロールベールサイレージ),コメ22種を収集し,乳牛のルーメンにおいてナイロンバッグ法を実施し,窒素(N)と有機物(OM)のルーメン内分解パラメータを測定した。未粉砕の玄米について,粳米,糯米,しわ粒,粉質粒等の違いによるルーメン内分解速度を比較したところ,粳米よりも糯米や粉質粒の方が分解速度は速かったが,それらは粉砕した玄米の分解速度よりもはるかに分解速度は低かった。(イ)ルーメンへのNとOMの供給バランスをシミュレーション解析により求めた値(N-OMバランス値)と,ルーメン内のアンモニア態窒素濃度との間には高い相関が認められ,N-OMバランス値によるルーメンへのNとOMの供給パターンを適正化するための飼料設計方法の有効性が示された。(ウ)飼料用米とビール粕を組み合わせてN-OMバランス値を改善させた飼料は,トウモロコシと大豆粕を組み合わせた一般的なN-OMバランス値の飼料に比べて消化率は低かったが,窒素並びにエネルギーの利用効率は向上した。(著者抄録)

シソーラス用語： *乳牛 ,  *瘤胃 ,  *消化 ,  玄米 ,  米 ,  餅米 ,  米粉 ,  速度 ,  窒素 ,  有機物 ,  飼料用米 ,  ビール粕 ,  トウモロコシ ,  大豆粕 ,  比率 ,  *濃厚飼料 ,  栄養管理 ,  粗飼料
準シソーラス用語： うるち米 ,  消化率 ,  分解速度

分類 (2件)： 牛  (FD02020Y) ,  飼料一般  (FD07010W)

タイトルに関連する用語 (22件)： 省力化 ,  軽労化 ,  開発 ,  自給飼料 ,  基盤 ,  国産 ,  畜産物 ,  高付加価値化 ,  牛 ,  高付加価値 ,  牛肉 ,  牛乳 ,  飼料用米 ,  水田 ,  活用 ,  乳牛 ,  飼養管理 ,  穀類飼料 ,  同調 ,  発酵 ,  精密 ,  栄養管理