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J-GLOBAL ID:201602215244779471   整理番号:16A1363569

Pseudozyma spp.酵母菌株由来のバイオサーファクタント,マンノシルエリトリトール脂質での処理による生分解性高分子の酵素的分解の制御

Control of enzymatic degradation of biodegradable polymers by treatment with biosurfactants, mannosylerythritol lipids, derived from Pseudozyma spp. yeast strains
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巻: 100  号:ページ: 1733-1741  発行年: 2016年02月 
JST資料番号: H0764A  ISSN: 0175-7598  CODEN: EJABDD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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酵母Pseudozyma antarctica(PaE)からのクチナーゼ様エステラーゼは農業用生分解可能高分子(BP)モデルのポリ(ブチレンスクシナート-co-アジパート)(PBSA)からなるマルチ膜にて強い分解活性を示す。P.antarcticaは糖脂質バイオサーファクタント,マンノシルエリトリトール脂質(MEL)を豊富に産生することが知られている。本報にて,BPsのPaE触媒分解に対するMELの影響を調べた。PBSA分散溶液に基づいて,PaEによるPBSA粒子の分解はMELの存在で阻害された。高分子膜被覆センサチップを用いた表面プラズモン共鳴(SPR)によってBP基質に対するMELの挙動を監視した。正のSPRシグナルシフトはMELが容易にBP膜表面上に吸着し,拡がること,を示した。PaEによるBP分解の量を負のSPRシグナルシフトに基づいて監視し,MEL前処理で1/1.7に低下した。更に,PaE含有溶液でのPBSAマルチ膜の形成はMEL前処理で維持され,一方未処理膜がほとんど完全に分解され,液化された。これらの結果はBP膜表面をカバーしているMELがPaEの吸着及びBPsのPaE触媒分解を阻害すること,を示唆する。著者らは上記の結果をBPマルチ膜の微生物分解の抑制に適用した。MEL前処理はPaE溶液及びBP分解可能微生物の両者によるBPマルチ膜分解を有意に阻害した。その上,これらの膜の分解はエタノール処理による被覆MELの除去ののち回復された。これらの結果はBP膜の生分解がMELを用いる物理的アプローチにより容易に,かつ可逆的に制御できること,を証明した。Copyright 2015 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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酵素生理  ,  酵素一般 

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