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J-GLOBAL ID：201602215630355367   整理番号：16A0481941

高品質・高付加価値化で産地振興に取り組む 中晩生カンキツの高品質化のための土壌水分管理技術

著者 (1件)： 岩崎光徳 (農研機構)
資料名： 果実日本
巻： 71  号： 6  ページ： 47-51  発行年： 2016年06月15日 
JST資料番号： L0963A  ISSN： 0913-8242  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 中晩生カンキツとして,栽培面積が「伊予柑」に代わって一位となった「不知火」と,急成長中の「せとか」および「紅まどんな」の高品質化のための土壌水分管理技術について解説した。「不知火」は1月以降になると寒害,鳥害,果皮障害(水腐れ症)のリスクが高くなるので,早期に収穫しても目標糖度の13度以上を達成するような栽培管理の確立が望まれる。そのための方策として,8月頃からおよそ3か月間に乾燥ストレスを与えるように,潅水の間隔と量を再検討すべきである。「せとか」に増糖効果がある乾燥ストレス時期は8~10月であるが,8月には日焼け果が発生しやすいので,好適期は9~10月と考える。「紅まどんな」では,果皮のクラッキングが問題になるので,シートマルチ栽培と雨よけ施設を組み合わせた技術を開発している。

シソーラス用語： *ミカン属 ,  果物 ,  *土壌管理 ,  品質 ,  *糖度 ,  水分ストレス ,  散水 ,  鳥獣害 ,  植物生理病 ,  植物病害 ,  果実【器官】 ,  亀裂
準シソーラス用語： せとか ,  果実品質 ,  果皮障害 ,  乾燥ストレス ,  潅水 ,  紅まどんな ,  水腐れ症 ,  *中晩柑類 ,  鳥害 ,  *土壌水分管理 ,  日焼け果 ,  不知火

分類 (1件)： 果樹  (FC03042G)

タイトルに関連する用語 (6件)： 高品質 ,  高付加価値化 ,  産地 ,  カンキツ ,  高品質化 ,  土壌水分管理