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J-GLOBAL ID：201602215789118993   整理番号：16A0017884

イネ紋枯病による水稲の収量および白未熟粒に対する被害解析

著者 (5件)： 井上博喜 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  宮坂篤 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  川上顕 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  笹谷孝英 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  平八重一之 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ)
資料名： 九州病害虫研究会報  (Kyushu Plant Protection Research)
巻： 61  ページ： 1-6  発行年： 2015年11月28日 
JST資料番号： S0598A  ISSN： 0385-6410  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水稲の収量および白未熟粒発生に及ぼすイネ紋枯病の影響を解析するため,イネ品種「ヒノヒカリ」を用いて3年間(2012~2014年)の圃場試験を実施した。2012年は発病株率,病斑高率がともに高く,圃場被害度が高かったが,2013年と2014年は発病株率,病斑高率が低く,圃場被害度は低かった。出穂10日前から出穂20日後の気温は2012年で高温,2013年は平年並み,2014年は低温で推移した。3カ年の出穂期発病株率と収穫期圃場被害度,収量および白未熟粒率の関係を解析したところ,2012年は他の年よりも出穂期発病株率に対する収穫期圃場被害度の増加割合,収量低下の割合および白未熟粒率の増加割合が高かった。2012年でイネ紋枯病による収量および白未熟粒への被害の発生割合が大きい要因として,出穂期前後の高温による病徴進展が考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *紋枯病 ,  イネ ,  水稲 ,  作物収量 ,  *被害粒 ,  成長段階 ,  Rhizoctonia solani ,  植物病害 ,  真菌類
準シソーラス用語： *イネ紋枯病 ,  Oryza sativa ,  菌類病原体 ,  出穂期 ,  *白未熟粒

分類 (2件)： 菌類による植物病害  (FC04052Y) ,  稲作  (FC03020C)

引用文献 (16件)：

• 長谷川優・岡山裕志(2000)鳥取県におけるイネ紋枯病の要防除水準.近畿中国農業研究 100:25-28.
• 羽柴輝良(1984)イネ紋枯病病の発生と被害の予測法.北陸農試報告 26:116-164.
• 羽柴輝良・小池賢治・山田昌雄(1983)イネ紋枯病の病斑高率と発病株率による減収量の算出法.日植病報 49:143-147.
• 早坂剛・本田浩央(1998)山形県におけるイネ紋枯病の防除要否判定基準.北日本病虫研報 49:42-44.
• 堀眞雄(1973)イネ紋枯病防除薬剤の試験実施の要領について.植物防疫 27:151-154.

タイトルに関連する用語 (5件)： イネ紋枯病 ,  水稲 ,  収量 ,  白未熟粒 ,  被害解析