文献

J-GLOBAL ID：201602216407478405   整理番号：16A0645904

災害ボランティアセンターにおける地理空間情報の利活用方法の提案:被災地支援事例を通じて

著者 (5件)： 田口仁 (防災科学技術研) ,  YI Tai-Young (防災科学技術研) ,  水井良暢 (防災科学技術研) ,  佐野浩彬 (防災科学技術研) ,  臼田裕一郎 (防災科学技術研)
資料名： 災害情報  (日本災害情報学会誌)
号： 14  ページ： 116-127  発行年： 2016年07月 
JST資料番号： L7755A  ISSN： 1348-3609  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 災害発生後に被災地に入って支援を行い,実際に現場でGISを使用した事例を通じて,災害ボランティアセンター(災害VC)における地理空間情報の利活用方法を検討した。対象災害は2012年5月6日に発生した竜巻災害(茨城県つくば市),2014年11月に発生した長野県北部の地震(長野県白馬村),平成27年9月関東・東北豪雨(茨城県常総市)である。これらの事例から,災害VCにおける地理空間情報の利活用方法として,作成する情報,取得する情報,発信・共有する情報を整理し,4つのマップを提案した。また,今後の課題や展望として,提案した地理空間情報の利活用方法の改善や新たな利活用方法の追加,災害VCの情報の利活用方法の標準化とGISを含めた支援ツールの確立,地理空間情報の共有体制の構築を指摘した。

シソーラス用語： 情報 ,  地区 ,  ボランティア ,  助成 ,  *自然災害 ,  情報共有 ,  *地理情報システム ,  茨城県 ,  長野県 ,  標準化 ,  利用
準シソーラス用語： 地理空間情報 ,  被災地 ,  災害ボランティア ,  GIS【地理】 ,  つくば ,  支援

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (25件)：

• 秋本和紀・浦川豪・佐土原聡・西山寿美生(2002),GPS搭載の携帯電話による被害状況把握システムの開発,地域安全学会論文集,No.4,pp.159-165.
• 渥美公秀・鈴木勇・菅磨志保・柴田慎士・杉万俊夫(2004),災害ボランティアセンターの機能と課題-宮城県北部地震を事例として-,京都大学防災研究所年報Vol.47,pp.1-7.
• 李泰榮・臼田裕一郎・長坂俊成・田口仁(2011),被災地における災害ボランティアセンターでの情報活用と課題,日本災害情報学会第13回大会予稿集,No.13,pp.343-347.
• 井ノ口宗成・田村圭子・古屋貴司・木村玲欧・林春男(2011),緊急地図作成チームにおける効果的な現場型空間情報マッシュアップの実現に向けた提案:平成23年東北地方太平洋沖地震を事例として,地域安全学会論文集,No.15,pp.219-229.
• 浦川豪・吉富望・林春男・池見洋明・三谷泰浩・江崎哲郎(2005),福岡県西方沖地震復旧・復興GISプロジェクトにおけるGISポータルサイト構築,地域安全学会梗概集No.16,pp.61-63.

タイトルに関連する用語 (7件)： 災害ボランティア ,  センター ,  地理空間情報 ,  活用 ,  提案 ,  被災地 ,  支援