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J-GLOBAL ID:201602216715872539   整理番号:16A0555217

ブタ体外成熟卵母細胞のガラス化保存におけるラクトフェリンの効果

Lactoferrin improves cryo-tolerance of in vitro matured porcine oocytes during vitrification.
著者 (6件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 7-15  発行年: 2016年06月10日 
JST資料番号: Y0162A  ISSN: 1341-626X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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畜産分野において,未受精卵のガラス化保存は,遺伝資源の保存や生産効率の向上に貢献することができる。しかし,ブタ成熟卵母細胞は低温暴露により透明帯や細胞膜,紡錘体等に傷害を受けることが報告されており,それら低温傷害の一因として低温暴露による酸化ストレスの増大が疑われている。これまでに,我々は,母乳に含まれる鉄結合性糖タンパク質であるラクトフェリン(LF)を体外成熟培地に添加することで,ブタ卵母細胞の酸化ストレスを軽減し,核成熟率を向上させることに成功している。本研究では,LFがブタ体外成熟卵母細胞のガラス化保存の成績改善に有効であるか検討する為,LF添加による低温傷害の軽減を試みた。ブタ未成熟卵母細胞を体外成熟培養した後,得られた成熟卵母細胞をガラス化保存した。これを融解後,1)実体顕微鏡下で,細胞膜・透明帯を観察・評価した。また,2)染色体および紡錘糸を免疫組織化学により可視化後,それぞれの形態的正常性を評価した。実験の結果,1)LF添加区で,非添加区と比較して,細胞膜・透明帯の正常率の有意な向上(p<0.05)が観察された。一方,2)染色体および紡錘糸の正常率は,非添加区と比較してLF添加による有意な差はいずれも認められなかった。本研究により,LFがブタ体外成熟卵母細胞のガラス化保存において,細胞膜・透明帯の保護に効果的であることが示され,将来的なブタの優良遺伝資源の保存や生産効率向上へ貢献が期待された。(著者抄録)
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豚 
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