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文献
J-GLOBAL ID:201602218243142159   整理番号:16A0358258

〈弱いロボット〉研究のめざすもの

著者 (1件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 1-4  発行年: 2016年03月31日 
JST資料番号: L4154A  ISSN: 1345-8051  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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便利なロボットではなく,少し手の掛かるような(弱いロボット)の研究を進めてきた。実例として,「ゴミ箱ロボット」と「トーキング・アリー」ロボットについて紹介した。公共施設の中をトボトボと(ゴミ箱ロボット)が歩いている。このロボットは,ゴミを入れてもらうと軽くペコリとお辞儀をする。それに気を良くして,子供達は懸命にあたりのゴミを探す事になり,子供達のアシストをうまく引き出しながら,結果としてゴミを拾い集めることになる。次に,相手の目を気にしながら,たどたどしく話すロボット「トーキングアリー」について紹介した。相手に対して,非流暢な発話よりも,流暢な発話であることを求めてきたが,ロボットからのたどたどしい非流暢な発話を耳にしてみると,これはこれで面白く,何か懸命に聞いてもらおうという意志を感じる。そして,丁寧さや優しさも伝わってくる。そのたどたどしさや弱さは,人間のアシストを上手に引き出したり,一緒に発話つくり上げるための参加の余地を残してくれる。これらは,外に開いたオープンなシステムであり,弱さを内包する不完結なシステムである。他者の関わりを引き出しながら,一緒に価値あることを生み出している(=生成的な関わり)。くわえて,そこに関わった人もなんとなく嬉しいという気分になれる(=相互構成的な関わり),そんな共通点がある。
シソーラス用語:
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分類 (2件):
分類
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人工知能  ,  産業用ロボット 
引用文献 (2件):
  • 岡田美智男: 弱いロボット, シリーズ ケアをひらく, 医学書院, 東京, 2012
  • 岡田美智男,松本光太郎共編著: ロボットの悲しみ-コミュニケーションをめぐる人とロボットとの生態学, 新曜社, 東京, 2014
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
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