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J-GLOBAL ID：201602219779001503   整理番号：16A0353154

下水熱と地中熱 京町家の既存井戸を利用したヒートポンプ暖房の利用可能性

著者 (3件)： 伊庭千恵美 (京大 大学院工学研究科) ,  萩原可奈 (京大 大学院工学研究科) ,  鉾井修一 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 建築とエネルギー  (建築エネルギー懇話会誌)
巻： 53  ページ： 17-20  発行年： 2016年03月 
JST資料番号： L3627A  ISSN： 0917-8295  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 京町屋に元々ある井戸に簡易なヒートポンプ暖房システムを設置し,井戸水の暖房熱源としての利用可能性を明らかにするとともに,システムの運転が井戸水温度に与える影響を検討した。井戸水の温度はヒートポンプ運転により約13°C低下した。1日のエアコン使用時間を短くすると,井戸水温度が約2~3°C回復したことから,測定地域ではある程度の地下水の流れがあり,約2.0~2.5kWの採熱量が得られることがわかった。井戸水の温度が下がりすぎると熱交換の効率が低下するため,不凍液流量や温度が回復する時間を考慮した運転が必要であることを示唆した。

シソーラス用語： *地中熱 ,  *ヒートポンプ ,  *井戸水 ,  調査 ,  住宅 ,  システム
準シソーラス用語： *京町家 ,  *実測調査 ,  *暖房システム ,  地中熱ヒートポンプ

分類 (1件)： エネルギー消費,省エネルギー  (RA01092B)

引用文献 (5件)：

• 京都市情報館:「平成の京町家」とは(参照日:2014-4-4)URL: http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000087262.html
• 松本衛ら:密閉型蓄熱井戸による年周蓄熱実験:年周期蓄熱媒体としての地盤利用に関する研究(その1)、日本建築学会計画系論文集、第464号、pp.31-38、1994
• 北海道大学地中熱利用システム工学講座:地中熱ヒートポンプシステム、オーム社、2007
• 沖野茂、和泉正顕、福原真介、京都市の井戸及び井水の衛生学的調査、水道、8(9)、pp.417-430、1933
• 福宮健司、平尾尚武:古井戸を熱源とした高効率地中熱空調システムの性能特性、農業機械学会誌、第74巻、第1号、pp.4-8、2012

タイトルに関連する用語 (7件)： 下水熱 ,  地中熱 ,  京町家 ,  井戸 ,  ヒートポンプ ,  暖房 ,  利用可能性