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J-GLOBAL ID：201602221144455804   整理番号：16A0308241

ユーラシアステップにおける表層土壌の土壌有機炭素量に及ぼす気候および粘土含量の影響

Effects of climate and clay content on soil organic carbon in the Eurasian steppe

著者 (7件)： 神田隆志 (筑波大) ,  神田隆志 (農業環境技術研) ,  田村憲司 (筑波大 生命環境系) ,  浅野眞希 (筑波大 生命環境系) ,  WUYUNNA (大連民族学院 環境・資源学院) ,  恒川篤史 (鳥取大 乾燥地研究セ) ,  中村徹 (筑波大 生命環境系)
資料名： 日本砂丘学会誌  (Sand Dune Research)
巻： 62  号： 3  ページ： 97-105  発行年： 2016年02月25日 
JST資料番号： Y0118A  ISSN： 0918-5623  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,ユーラシアステップにおける表層土壌の土壌有機炭素量に及ぼす気候および粘土含量の影響を,次の項目に沿って記述した。1)本稿の目的はユーラシアステップ全体の表層土壌中の土壌有機炭素量に及ぼす気候および粘土層の影響を明らかにすることとユーラシアステップ土壌中の有機炭素量の特徴を明らかにすることである,2)ユーラシアステップ全体の43地点の土壌特性を測定した,3)表層土壌の理化学性,4)土壌有機炭素量の規定要因,5)ユーラシアステップの他地域および他大陸の草原地域との比較,である。その結果,ユーラシアステップでは,降水量が多い地点ほど植生から土壌への有機物供給量が増加すると同時に,風化作用の促進および植生による風食耐性の増加による粘土層量の増加がもたらされることで,土壌有機物量が増加することを示した。

シソーラス用語： *ステップ ,  *表層土 ,  *土壌有機物 ,  *土壌有機炭素 ,  地層 ,  風化作用 ,  風食作用 ,  大陸 ,  植生
準シソーラス用語： ユーラシア ,  粘土層

分類 (2件)： 飼料作物,草地  (FC03050J) ,  土壌学一般  (FB04010V)

引用文献 (34件)：

• Alvarez, R. and R.S. Lavado: Climate, organic matter and clay content relationships in the Pampa and Chaco soils, Argentina, Geoderma, 83, 127-141 (1998)
• Anderson, D.W.: Decomposition of organic matter and carbon emissions from soils. In: Soils and Global Change (Eds. R. Lal, J. Kimble, E. Levine and B.A. Stewart) , Lewis Publishers, Boca Raton (1995) pp.165-175
• Archibold, O.W.: Ecology of World Vegetation. Chapman & Hall, London (1995) pp.204-237
• Baldock, J.A. and J.O. Skjemstad: Role of the soil matrix and minerals in protecting natural organic materials against biological attack, Organic Geochemistry, 31, 697-710 (2000)
• Bravo, O., M.C. Blanco and N. Amiotti: Control factors in the segregation of Mollisols and Aridisols of the semiarid-arid transition of Argentina, Catena, 70, 220-228 (2007)

タイトルに関連する用語 (5件)： ユーラシア ,  表層土壌 ,  土壌有機炭素 ,  気候 ,  粘土含量