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J-GLOBAL ID:201602221290342026   整理番号:16A1369928

医薬品の相補型金属酸化膜半導体(CMOS)単光子アバランシェダイオード(SPAD)検出器を利用する蛍光抑制時間分解ラマン分光法

Fluorescence-suppressed time-resolved Raman spectroscopy of pharmaceuticals using complementary metal-oxide semiconductor (CMOS) single-photon avalanche diode (SPAD) detector
著者 (11件):
資料名:
巻: 408  号:ページ: 761-774  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: E0425B  ISSN: 1618-2642  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本研究で,関心のある薬剤のラマンスペクトルを得るために,時間制限相補型金属酸化膜半導体(CMOS)単光子アバランシェダイオード(SPAD)検出器を組合わせた短波長,532nmピコ秒パルスレーザーを利用する。この方法によって,筆者らは,これらの薬剤の蛍光バックグランドを抑制し,今まで見られなかったラマン特性を明らかにすることができる。通常のラマンセットアップと比べて,本研究の時間分解法は,2つの主要な改良点を持つ。第1に,非常に弱いラマンスペクトルを干渉する強い蛍光バックグランドを克服することが可能である。第2に,大きな光子エネルギー励起光源を利用して,筆者らは,通常の装置と比べてより強いラマンシグナルを引き起こすことができる。また,時間領域での観察が実行されるので,ラマン分光法と蛍光分光法の分野での新たな性能を可能にする。このシステムによって,筆者らは,カフェイン,ラニチジン塩酸塩,及びインドメタシン(アモルファス型と結晶型)などの固体状の,アモルファス状の,及び結晶性の,非光ルミネセンス性の,及び光ルミネセンス性の薬剤の蛍光抑制ラマンスペクトルの記録の可能性をはじめて実証する。ピコ秒パルスレーザーとCMOS SPAD検出器だけを利用して得られた生データは,いかなるデータ処理を伴わずに直接的に化合物の同定に利用された。また,この時間分解法の正確度を立証するために,筆者らは,汎用される胃酸抑制剤,ラニチジン塩酸塩の密度汎関数理論(DFT)計算を報告する。得られた時間分解ラマンピークは,計算と文献に基づいて同定された。非時間分解セットアップを利用する連続波785-と532-nm励起レーザーによるラマンスペクトルが,参照データとして利用された。CMOS SPAD検出器による時間分解ラマンと蛍光測定の本研究の実証は,基礎化学研究,医薬品の開発,プロセス解析技術(PAT),及びライフサイエンスを含む様々な領域で明るい見通しを示す。Copyright 2015 The Author(s) Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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薬物の分析  ,  有機化合物のルミネセンス  ,  有機化合物の物理分析 
引用文献 (32件):
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