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J-GLOBAL ID：201602221345288035   整理番号：16A0019563

太陽熱土壌消毒によるHaematonectria ipomoeaeの密度低減効果

著者 (6件)： 越智直 (農研機構 中央農業総合研究セ) ,  櫛間義幸 (宮崎県総合農業試) ,  井原啓貴 (農研機構 中央農業総合研究セ) ,  仲川晃生 (農研機構 野菜茶研) ,  寺本敏 (宮崎県総合農業試) ,  橋本知義 (農研機構 中央農業総合研究セ)
資料名： 関東東山病害虫研究会報  (Annual Report of the Kanto-Tosan Plant Protection Society)
号： 62  ページ： 9-12  発行年： 2015年12月01日 
JST資料番号： F0760A  ISSN： 1347-1899  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Haematonectria ipomoeaeに対する太陽熱土壌消毒の効果について試験した。試験では土壌や接種罹病個体などから本病菌を特異的に検出するため,H.ipomoeaeのnit変異株を作出した。恒温処理による本病菌(PDA培養菌)の死滅温度条件を試験したところ,用いた6菌株全てで40°C以上の処理で一定時間培養すると死滅した。死滅までの積算時間は40°Cで240時間,43°Cで120時間であった。春作トマト栽培で本病菌(nit変異株)による立枯病の発生を確認したハウス圃場2棟において太陽熱土壌消毒による菌密度低減効果を試験したところ,一部の処理区で検出限界(1.0×10¹cfu/g乾土)以下にならず,本病菌の大部分(1.5×10¹cfu/g乾土程度まで)を死滅させるためには,40°C以上で398時間,43°C以上で309時間を越える積算時間が必要と考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *消毒 ,  *土壌管理 ,  *糸状菌類 ,  トマト ,  植物病害 ,  病害防除 ,  立枯病
準シソーラス用語： *Haematonectria ipomoeae ,  *太陽熱土壌消毒 ,  土壌病害

分類 (4件)： 物理的防除一般  (FC05041D) ,  土壌管理  (FB04070J) ,  菌類による植物病害  (FC04052Y) ,  野菜  (FC03043X)

タイトルに関連する用語 (3件)： 太陽熱土壌消毒 ,  密度 ,  低減効果