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J-GLOBAL ID：201602221393575821   整理番号：16A0658542

汎用型セメントを目指したビーライト-アウインセメントの開発~その1 テストキルン焼成試験評価について~

Development of Belite-Hauyne Cement for General Purpose Use Part 1: Burning test and evaluation using a test kiln

著者 (4件)： 山上晃一 (太平洋セメント) ,  林建佑 (太平洋セメント) ,  小早川真 (太平洋セメント) ,  平尾宙 (太平洋セメント)
資料名： 太平洋セメント研究報告  (Journal of Research of the Taiheiyo Cement Corporation)
号： 170  ページ： 3-10  発行年： 2016年06月30日 
JST資料番号： F0949B  ISSN： 1344-8773  CODEN： TKHOFN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ビーライト-アウインセメントは,セメント製造時の焼成エネルギーの大幅な減少が可能であり,なおかつ普通ポルトランドセメント(OPC)代替として使用できる可能性を有している。しかし,我が国においては特殊用途で使用されているのみであり,一般的な用途に適用された例は認められない。そこで,ビーライト-アウインセメントを汎用的に使用するための条件について検討した。その結果,鉱物組成,焼成温度を調整することにより,OPC並みのモルタル圧縮強度が得られた。また,テストキルン焼成データ,およびキルン焼成シミュレーションからは,本セメント製造における熱量原単位はOPCと比較し20%以上低減できることが示された。しかし,アウインを40mass%以上含むクリンカーを製造するさいには,硫黄由来のコーチングによる工程トラブルが懸念された。(著者抄録)

シソーラス用語： *セメント ,  *省エネルギー ,  ケイ酸カルシウム ,  *焼成 ,  温度 ,  エネルギー消費 ,  セメントキルン ,  鉱物組成 ,  *機械的性質 ,  圧縮強さ ,  計算機シミュレーション ,  熱量 ,  エネルギー原単位 ,  表面被覆 ,  流動性
準シソーラス用語： ビーライト ,  焼成温度 ,  焼成時間 ,  消費エネルギー ,  アウイン ,  表面コーティング

分類 (2件)： セメントの製造  (YC05050Q) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (7件)：

• P. K. Mehta. Investigations on energy-saving cements. World Cement Technology. 1980, 11 (5), p. 166-177.
• J. H. Sharp, C. D. Lawrence, R. Yang. Calcium sulfoaluminate cements-low-energy cements, special cement or what?. Advanced in Cement Research. 1999, 11(1), p. 3-13.
• C. D. Popescu, M. Muntean, J. H. Sharp. Industrial trial production of low energy belite cement. Cement and Concrete Composites. 2003,25, p. 689-693.
• Bruker AXS. General profile and structure analysis software for powder diffraction date. User's Manual. 2003.
• 原田宏,太田威,須藤儀一.CaO-Al₂O₃-SiO₂-SO₃系クリンカーの生成反応と水和性状.セメント技術年報,1979,33,p.95-98.

タイトルに関連する用語 (10件)： 汎用 ,  セメント ,  ビーライト ,  アウイン ,  開発 ,  テスト ,  キルン ,  焼成 ,  試験 ,  評価