抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地殻応力場地図(地震テクトニックマップ)試作の一環として,山梨県北東部における微小地震観測を通して同地域の地殻応力場の研究を行った。本課題は微小地震の発震機構解だけでなく,活構造等の地形的な情報も使って詳細な地殻応力場を推定するというもので,これらの情報の処理方法や集約方法と結果の提供方法についても,関東地方に的を絞って研究している。本稿では,始めに臨時地震観測の概要と各観測点の設置状況について述べた。次にその結果として,震源位置や発震機構の決定精度がいかに向上したかを検証した。最後に本臨時観測によって得られるデータを用いた研究の展望を議論した。