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J-GLOBAL ID：201602224199788609   整理番号：16A0908333

通信処理を考慮したバックグラウンドタスク実行時刻制御によるAndroid端末の省電力化

Background task scheduling in Android OS aiming at batch data communication for energy efficiency

著者 (2件)： 川西将輝 (芝浦工大 大学院理工学研究科) ,  森野博章 (芝浦工大 大学院理工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 171(MoNA2016 6-21)  ページ： 71-75  発行年： 2016年07月25日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スマートフォンでユーザが利用するアプリの多くはバックグラウンドタスクを予約実行をしており,SNSアプリ等ではサーバへの定期的な接続を,フィットネスアプリ等では内蔵センサーへの定期的なアクセスをそれぞれ行っている。Ver.4.4以降のAndroidOSではこれらの予約実行タスク(以下,Alarmと呼ぶ)の実行時刻をAlarmManagerが管理しており,可能な限り同じ時間区間内で複数のアプリのAlarmを一括実行することでCPUがアイドル状態にある時間を低減して消費電力の削減を図っている。しかし,従来の実行時刻管理では無線通信処理の消費電力については十分考慮されておらず,通信を伴う複数のアプリの処理タスクが依然として異なる時刻で実行されるため通信回路がスリープ状態になる時間が短く消費電力が高いことが問題となっている。そこで本研究では,各アプリから生ずるAlarmを,通信処理を伴うものとそうでないものに分類し,通信処理を行うAlarmを一括実行する仕組みを新たに加えることで通信処理に関わる消費電力を低減する手法を提案し,実験によりその有効性を示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *スマートフォン ,  *応用プログラム ,  オペレーティングシステム ,  *バックグラウンド ,  時間 ,  時間制御 ,  バッチ処理 ,  *スケジューリング ,  中央処理装置 ,  制御 ,  *省エネルギー ,  サービス ,  通信制御 ,  実時間処理
準シソーラス用語： Android ,  SNS ,  スリープ制御 ,  *タスクスケジューリング ,  実行時間 ,  *省電力化

分類 (1件)： 移動通信  (ND08030H)

タイトルに関連する用語 (5件)： バックグラウンド ,  タスク ,  時刻 ,  Android ,  省電力化