文献
J-GLOBAL ID:201602227017044185   整理番号:16A0425910

2015年2月6日に発生した徳島県南部の地震(Mj5.1)の特徴とテクトニックな意味

著者 (3件):
資料名:
号: 15  ページ: 235-261  発行年: 2015年11月01日 
JST資料番号: F1244A  ISSN: 1883-9681  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2015年2月6日に発生したMj5.1の徳島県南部の地震とその余震について,震源決定,発震機構解,応力降下量の推定を通して活動の特徴を調べた。また,得られた結果を基にこの地震のテクトニックな意味について考察した。本研究の結果をいくつか以下に列記する。1)余震分布は走向方向に約1.5km,鉛直方向に約2kmの広がりを持ち,深さ9~11kmほどに分布する。2)本震は余震分布の最深部に位置することから,最初に南南東傾斜の断層面で破壊が開始し,その後北北西傾斜の断層面に乗り移ったと解釈できる。3)今回の地震は地表地質図上では四万十帯北帯に位置しているが,震源地域近傍での地殻構造探査による地質解釈断面図との比較から,四万十帯南帯で発生していたことが分かった。4)本震の発震機構はP波初動解に類似した逆断層成分をわずかに含む横ずれ型と推定された。余震の発震機構解は横ずれ型や本震に類似した解が多いが,逆断層型も含まれる。5)地震活動の特徴から南海トラフ大地震の発生サイクルにおける四国の地殻内応力のモデルを提案し,今回の地震の発生が持つ意味を検討した。提案したモデルでは次の南海地震に向けて東西方向にP軸を持つ逆断層型の地震の増加が予想され,今回の地震はその段階に移りつつあることを示唆している可能性がある。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地震活動 
引用文献 (61件):
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る