抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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航空機運航にとって大きな脅威の一つが気象であり,航空機事故の45%に気象が要因としている。また運航範囲が拡張された航空機や従来と異なる装備品や構造を採用した航空機では,これまでは問題にならなかった気象が新たに問題になる可能性もあり,気象に対する航空機の防災技術が,運航安全性や運航効率性の向上に欠かせない。本稿では,気象に対する航空機運航の防災技術研究について紹介した。まず,気象と日本の特殊事情について概説した後,宇宙航空研究開発機構が中心となり,気象影響防御技術WEATHER-Eyeの研究開発について言及し,そこでの課題・技術を紹介した。その技術として,機体防着氷技術,雪氷滑走路技術,気象事前検知技術,対被雷技術,耐特殊気象エンジン技術を紹介した。