文献

J-GLOBAL ID：201602227650953045   整理番号：16A0595990

物理的および物理化学的架橋によって作製したPVA/Na⁺-MMTナノコンポジットヒドロゲルの特性の比較

Comparison the properties of PVA/Na⁺-MMT nanocomposite hydrogels prepared by physical and physicochemical crosslinking

著者 (3件)： Karimi Ali (Chemical Engineering Department, Faculty of Engineering, University of Malaya, 50603, Kuala Lumpur, Malaysia) ,  Karimi Ali (Faculty of Energy and Environment, Research Institute of Petroleum Industry, 14665-137, Tehran, Iran) ,  Wan Daud Wan Mohd Ashri (Chemical Engineering Department, Faculty of Engineering, University of Malaya, 50603, Kuala Lumpur, Malaysia)
資料名： Polymer Composites  (Polymer Composites)
巻： 37  号： 3  ページ： 897-906  発行年： 2016年03月 
JST資料番号： E0987A  ISSN： 0272-8397  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリビニルアルコール(PVA)と天然Na-モンモリロナイト(Na⁺-MMT)をベースにした新規の物理化学的架橋ナノコンポジットヒドロゲルを,ナノコンポジットヒドロゲルの化学的架橋の後,凍結融解法によって合成した。ナノコンポジットヒドロゲルの構造,モルフォロジー,および特性(熱,機械,膨張,および収縮)に及ぼす物理化学的架橋と共に物理的架橋の影響を調べ,相互に比較した。ナノコンポジットの構造とモルフォロジーは,フーリエ変換赤外分光,X線回折,電界放射走査電子顕微鏡,および透過型電子顕微鏡によって調べた。物理的および物理化学的架橋によって影響される熱的および機械的特性は,熱重量分析,示差走査熱量計,動的機械的分析,硬度試験,および水蒸気透過速度(WVTR)実験によって評価した。その結果,PVAナノコンポジットの物理化学的架橋は,物理的架橋のPVAナノコンポジットヒドロゲルに比べて,硬度とWVTRの増加と共に,結晶化度と溶融温度の低下をもたらすことが示された。膨潤および解膨潤実験は,重量法を用いて行われ,グルタルアルデヒドで制御されたPVAナノコンポジットヒドロゲルの架橋が,膨潤比を増し,水損失の累積量を減らすことを示した。ナノコンポジットヒドロゲルの物理的および物理化学的架橋に対する膨潤(吸着)および解膨潤(脱着)動力学データは,Fickのモデルに合った。結論として,制御されたPVAナノコンポジットの架橋によって,従来のPVAナノコンポジットヒドロゲルよりも,高い膨潤能力を有するヒドロゲルをもたらすことができる。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 膨潤 ,  架橋【高分子】 ,  収着 ,  モルフォロジー ,  *ナノ複合材料 ,  充填剤 ,  *ヒドロゲル ,  モンモリロナイト ,  ポリビニルアルコール ,  脱着 ,  ナトリウム化合物 ,  速度 ,  結晶度 ,  凍結融解 ,  脂肪族アルデヒド
準シソーラス用語： 水収着 ,  物理架橋 ,  ナノフィラー ,  水蒸気透過速度

分類 (1件)： 高分子固体の物性一般  (CG02021V)

物質索引 (1件)： グルタルアルデヒド

タイトルに関連する用語 (4件)： 物理 ,  化学的架橋 ,  作製 ,  MMT