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J-GLOBAL ID:201602228929439439   整理番号:16A0993074

中国,内モンゴル,古生代中央アジア造山帯南部直下において地震波で検出される地殻層の年代と堆積物供給源についての制約条件

Age and provenance constraints on seismically-determined crustal layers beneath the Paleozoic southern Central Asian Orogen, Inner Mongolia, China
著者 (10件):
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巻: 123  ページ: 119-141  発行年: 2016年06月01日 
JST資料番号: E0267C  ISSN: 1367-9120  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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中央アジア造山帯南部の沈み込み-付加コンプレックスを母岩とする99Ma以降のプレート内玄武岩質岩群からのジルコン捕獲結晶についての110の年代値と51のその場測定δ18O値を提示し,内モンゴルの古生代南部造山帯と北中国クラトン北縁を横断する地震波断面の制約条件を検討した。2つのジルコン年代群が認められた。その一つは70のジルコンの顕生代グループで,花崗岩質岩由来(約431-99Ma;n=31;ピークは356Ma),変花崗岩質岩由来(約449-113Ma;n=24;ピークは251Ma),斑れい岩由来(約436-242Ma;n=15;ピークは264Maと244Ma)である。形態・組織のタイプ毎に,個々のジルコンの酸素同位体組成で特徴づけられることから,それらは成因関係を示している。もう一つの先カンブリア紀の年代群(2605-751Ma;n=40)は,2520Ma(グラニュライト相変成作用)の顕著な年代ピークと約1900,1600,1000,800Maの4つの小ピークを示す。文献によるジルコン年代と我々の新規データから,北中国クラトンの活動的北縁部に沿った化石化した沈み込み帯-前弧域直下に地震波で検出される3つの深部地殻層が存在するというモデルを構築した。3つの深部地殻層とは,(1)古生代前期から中期の年代の上部島弧地殻で,ぺルム-三畳紀の複合花崗岩質-斑れい岩質プルトンに迸入される(深さ8-20km);(2)中部地殻で,主として中原生代中期から新原生代の珪長質及び苦鉄質片麻岩;(3)主として始生代後期のグラニュライト相岩石から成る下部地殻である。本稿では,古生代の造山帯地殻は上部地殻レベルに限定され,中~下部地殻は北中国クラトンに帰属すると判断した。更に,表層の地質学的,岩石学的,地球化学的制約条件と我々のデータから,この鍵となる海洋-大陸収束縁辺域についての造山性隆起,リソスフェアのデラミネーションと地殻のアンダースラスティングに関する新たな概念モデルを提示した。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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岩石圏の地球化学一般  ,  構造地質学・テクトノフィジクス一般 

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