文献

J-GLOBAL ID：201602229658961482   整理番号：16A0425857

白色LED光源を用いたエネルギーの効率的利用と有用物質生産を目指した基礎研究

著者 (4件)： 柘植知彦 (京大 学際融合教育研究推進セ) ,  柘植知彦 (京大 化研) ,  鈴木史朗 (京大 生存圏研) ,  肥塚崇男 (山口大 農)
資料名： 京都大学生存基盤科学研究ユニット研究成果報告書  (ISS Report)
巻： 2014/2015  ページ： 13-14  発行年： 2016年02月29日 
JST資料番号： L8050A  ISSN： 1883-0293  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 白色LED(発光ダイオード)を光源とし,植物バイオマスと植物香気成分の生産をモデルとする基礎研究を行った。白色LEDは,植物にストレスとなる青・UV波長域が強い出力特性をもち,光合成に重要な赤波長域出力が弱い。白色LED共同開発で,蛍光体の改良を通じて,植物育成に適した光源を確立した。有用物質生産モデルに,植物香気成分に着目して,シロイヌナズナを用い蛍光灯と開発した白色LEDの詳細な比較評価を行った。その結果光源間に顕著な差がなく,形態学的差異も認められなかった。遺伝学的背景選定と形態学的解析結果,光受容体(フィトクロム,クリプトクロム,フォトトロピン)の有無に依存した,植物形態の顕著な差異を見出した。1)栄養成長の期間や様式に依存した植物サイズ(バイオマス),2)組織レベルに於ける木質繊維の蓄積様式,3)アントシアニンなどの蓄積様式が変異体間で大きく変わることが判明した。

シソーラス用語： *発光ダイオード ,  白色光 ,  エネルギー効率 ,  有用物質 ,  芳香成分 ,  *バイオマス ,  *光合成 ,  紫外線 ,  ストレス ,  モデリング ,  フィトクローム ,  フラビンタンパク質 ,  色素タンパク質 ,  Arabidopsis thaliana ,  木部繊維 ,  アントシアニン ,  蛍光体 ,  遺伝学

分類 (2件)： 光合成  (EB10020I) ,  発光素子  (NC03082G)

タイトルに関連する用語 (6件)： 白色 ,  LED光源 ,  エネルギー ,  有用物質 ,  基礎 ,  研究