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J-GLOBAL ID:201602230419357408   整理番号:16A0881904

地下探査の最近の動向

著者 (1件):
資料名:
号: 71  ページ: 85-96  発行年: 2016年08月01日 
JST資料番号: L5486A  ISSN: 0288-5964  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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遺跡を対象とした地中探査によって得られる情報は,発掘調査に比べると限られている。その反面,地中の状況が大きく変化することはなく情報を迅速に取得できるという利点は大きい。また,発掘調査の事前情報取得手段としても,極めて重要である。資源探査手法として物理探査が出現すると,物理探査の各手法が地中に眠る遺跡についての情報取得や,文化財の劣化状況の検査,そして保全のための環境調査等に活用されることとなった。物理探査手法については,電気,磁気探査が1960年代から遺跡における活用が図られてきた。そして遅れて登場した地中レーダー探査と合わせた3手法を中心に,2000年代までは技術的な検討と機器・手法の開発に注力されてきた。緊急調査に対応するためには,迅速化の検討が必要である。計測スピードの高速化や,同時に多くの計測機器を連動して使用する機材の活用が有力である。アレイ式の地中レーダー機器や磁気探査機の出現により,より高密度に広域を探査することが,試みられている。位置精度の向上も課題であり,近年ではRTK-GPSを利用した位置計測が可能となっている。位置精度が向上,迅速化することで,解像力の向上や作業の効率性を高めることも可能である。ただし,日本では樹冠下での計測が必要とされることも多く,GPSが活用できない場合もあり,トータルステーションなどの別のトラッキング技術の活用も,今後期待される。さらに,探査技術の活用と発展を考える時,学術的な興味のみでなく,日々課題に直面する文化財保護の現場をいかに利用していくのか,という提案と実践の蓄積を行うことが今後,必要と考える。
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分類 (2件):
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物理探査・地質探査一般  ,  電子航法一般 
引用文献 (59件):
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タイトルに関連する用語 (1件):
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