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J-GLOBAL ID：201602234698627201   整理番号：16A0971471

頷き動作による自動譜めくりシステムでの合図とリズムノリの判別

著者 (4件)： 地曳はるか (木更津工高専) ,  齋藤康之 (木更津工高専) ,  中村栄太 (京大 大学院情報学研究科) ,  嵯峨山茂樹 (明治大 総合数理)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2016  号： MUS-112  ページ： Vol.2016-MUS-112,No.12,1-5 (WEB ONLY)  発行年： 2016年07月23日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報告では,自動譜めくりシステムにおいて,演奏者の譜めくり合図の頷きとリズムノリ動作を判別する方法について議論する。実際のピアノ演奏において,演奏者は譜めくり係に頷いて譜めくりの合図を送っていることから,我々は頷き動作をキューとした自動譜めくりを開発してきた。しかし,頷き動作は譜めくりの合図だけではなくリズムのノリにも現れる。そのためシステムは譜めくり合図の頷き動作のみを検出する必要がある。そこで,頷き動作とリズムノリ動作のサンプルを集めた結果,頷き動作よりもリズムノリ動作は浅く頷いていることが明らかとなった。このことから,2つの動作の各々における鼻の最下点の平均を求め,さらに両者の平均を閾値として設定し,それによって判別可能かどうかを実験により調べた。その結果,両者の判別は可能であったが,譜めくり合図の頷きがリズムノリとして誤認識されることがあった。これは閾値算出に用いた動作のサンプル数が足りず,妥当な閾値でないことが原因と考えられる。今後の課題として,閾値の個人適応も必要であろう。(著者抄録)

シソーラス用語： 切換 ,  *楽譜 ,  人間行動 ,  動作 ,  *隠れMarkovモデル ,  *音楽 ,  *画像認識 ,  要求仕様 ,  アルゴリズム ,  Viterbi復号化 ,  動き検出 ,  閾値 ,  標本抽出 ,  ピアノ
準シソーラス用語： ページめくり ,  うなずき ,  リズム ,  ジェスチャー認識 ,  Viterbiアルゴリズム ,  ピアノ演奏

分類 (2件)： 楽器音響  (BB03070Y) ,  パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (9件)：

• 自動譜めくり機「フメクール」(online),入手先 (http://inforent.dreamblog.jp/blog/78.html) (2016.04.19).
• 電子楽譜フェアリー (online),入手先 (http://www.fairyscore.com/) (2016.04.19).
• 地曳はるか, 清水寿一, 齋藤康之: ジェスチャ認識による自動譜めくりに関する研究, 映像情報メディア学会技術報告, Vol. 39, No. 8, pp. 61-64, 2015.
• OpenCV(online), 入手先 (http://opencv.org/) (2016.04.19).
• 石井健一郎, 上田修功: 続・わかりやすいパターン認識-教師なし学習入門-, オーム社, pp. 138-143, 2014.

タイトルに関連する用語 (5件)： 頷き ,  めくり ,  合図 ,  リズム ,  判別