文献

J-GLOBAL ID：201602235204845096   整理番号：16A0598423

チオフェン-キノキサリン共重合体:フラーレン太陽電池の活性層成分の空気中での光劣化

Photo-degradation in air of the active layer components in a thiophene-quinoxaline copolymer:fullerene solar cell

著者 (6件)： Hansson Rickard (Department of Engineering and Physics, Karlstad University, 65188 Karlstad, Sweden. [e-mail]) ,  Lindqvist Camilla ,  Ericsson Leif K. E. ,  Opitz Andreas ,  Wang Ergang ,  Moons Ellen
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 18  号： 16  ページ： 11132-11138  発行年： 2016年04月28日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： [6,6]-フェニル-C₆₁-酪酸メチルエステル(PCBM)とポリ[2,3-ビス-(3-オクチルオキシフェニル)キノキサリン-5,8-ジイル-alt-チオフェン-2,5-ジイル](TQ1)のブレンドの空気中での光劣化と,光劣化が太陽電池性能にいかに影響するかを調べた。X線吸収端微細構造(NEXAFS)スペクトロスコピーを用いて,周囲空気中での照明で生じたTQ1とPCBMの電子構造の変化を調べ,純物質とブレンドの間で比較した。NEXAFSスペクトルからTQ1の非占有分子軌道は純TQ1の空気中での光への暴露では大きく変わらないが,PCBMのそれはPCBMの光誘起劣化の結果として強く影響されることが分かった。更に,PCBMの光劣化はそれをTQ1とブレンドすることによって加速された。TQ1のNEXAFSスペクトルは空気中での照明では変化しないが,その価電子バンドスペクトルから被占分子軌道は弱い影響を受けることが分かった。しかし,UV-Vis吸収スペクトルはTQ1の光退色を示した。これはブレンドフィルムのPCBMの存在で弱まる。カソード析出前のTQ1:PCBM太陽電池の活性層の照明により電気的性能に厳しい損失を引き起こす。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *硫黄複素環化合物 ,  *窒素複素環化合物 ,  *芳香族縮合化合物 ,  フェノールエーテル ,  *共重合体 ,  *フラーレン ,  *太陽電池 ,  *活性層 ,  *光劣化 ,  カルボン酸エステル ,  脂肪酸 ,  ポリマブレンド ,  XANES ,  照明 ,  電子構造 ,  分子軌道 ,  価電子バンド ,  紫外可視吸収スペクトル ,  漂白 ,  カソード
準シソーラス用語： NEXAFS ,  光退色

分類 (3件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  原子・分子のクラスタ  (BH09030O) ,  太陽電池  (NC03084O)

物質索引 (3件)： チオフェン ,  キノキサリン ,  酪酸メチル

タイトルに関連する用語 (8件)： チオフェン ,  キノキサリン ,  共重合体 ,  フラーレン ,  太陽電池 ,  活性層 ,  空気中 ,  光劣化