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J-GLOBAL ID:201602236712393559   整理番号:16A0936164

カドミウム(II),クロム(VI)及びそれらの混合物への経口曝露はマウスの肝臓に酸化ストレスと小胞体ストレスを介したアポトーシスをもたらす

Oral exposure of mice to cadmium (II), chromium (VI) and their mixture induce oxidative- and endoplasmic reticulum-stress mediated apoptosis in the livers
著者 (7件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 693-705  発行年: 2016年06月 
JST資料番号: E0287C  ISSN: 1520-4081  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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近年,野生生物と人類に対する環境中の重金属の健康問題が増加している。著者等は低用量のカドミウム(Cd),クロム(Cr)及びそれらの混合物への曝露がマウスの酸化ストレスと小胞体ストレスに及ぼす影響について検討した。雄のマウス成体を36日間,Cd(0.5及び2mg/kg),Cr(1及び4mg/kg)及びCd+Cr二者混合物(0.25+0.5及び1+2mg/kg)に毎日経口曝露した。そしてCdとCrは肝臓に用量依存的に蓄積すること,2mg Cd/kg及び4mg Cr/kgの曝露区でのCd及びCrの蓄積量はそれぞれ2.43及び3.46μg/g肝臓に達することを見出した。それに加え2mg Cd/kg,4mg Cr/kg及び混合物(1+2mg/kg)の曝露で体重と肝臓重量は有意に減少し,肝臓の活性酸素(ROS)とマロンジアルデヒド(MDA)の濃度やカタラーゼ(CAT)とグルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)の活性は有意に増加した。さらにCd及びCr曝露は,肝臓のCat,Gpx,ヘムオキシゲナーゼ1(Ho-1),調節蛋白質78(Grp78),活性化転写因子6(Atf6)及びCCAAT/エンハンサー結合蛋白質ホモログ蛋白質(Chop)の遺伝子を含む酸化ストレス及び小胞体ストレス関連の遺伝子の転写を用量依存的に増加させた。そしてCd,Cr及び混合物の曝露区すべてで肝臓のチトクロームcレベルが増加した。さらに高用量のCd,Crもしくは混合物に曝露した場合,カスパーゼ9及びカスパーゼ3の遺伝子転写と酵素活性は有意に増加した。これらの結果は,CdもしくはCrへの長期間曝露はマウスの肝臓に酸化ストレス及び小胞体ストレスを介したアポトーシスを引き起こす可能性があることを示唆している。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
肝臓  ,  金属及び金属化合物の毒性  ,  動物に対する影響  ,  カドミウムとその化合物  ,  重金属とその化合物一般 

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