文献
J-GLOBAL ID:201602236720050314   整理番号:16A0872382

様々なAgxMyOz/TiO2(M=C,P)光触媒での光触媒性能に及ぼす光腐食の逆効果:Ag/TiO2複合体の調製のための新規で効果的な方法

Opposite effect of photocorrosion on photocatalytic performance among various AgxMyOz/TiO2 (M=C, P) photocatalysts: A novel effective method for preparing Ag/TiO2 composite
著者 (9件):
資料名:
巻: 376  ページ: 188-198  発行年: 2016年07月15日 
JST資料番号: B0707B  ISSN: 0169-4332  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
銀を含む光触媒とP25-TiO2から成る3種類のハイブリッド材料,つまりAg2CO3/TiO2,Ag2C2O4/TiO2,Ag3PO4/TiO2P25-TiO2(共にAgxMyOz/TiO2(M=C,P))を,簡単な沈殿法によって調製した。調製されたAgxMyOz/TiO2の光触媒活性と安定性を,可視光照射下のプロピレン酸化をモニタすることによって比較した。結果は,Ag2CO3/TiO2とAg2C2O4/TiO2の両方が,4つの連続した実験において,それぞれ,88%と78%の高いプロピレン分解の除去率の高性能を発揮することを示した。逆に,Ag3PO4/TiO2では,光触媒活性が同じ条件下で32%から8%に徐々に低下した。AgxMyOz/TiO2での活性および安定性が著しく異なる理由を検討するために,X線光電子分光法(XPS),X線回折(XRD),紫外-可視拡散反射分光法(DRS)などを利用して,照射の前と後で,AgxMyOz/TiO2の変化を調べた。これは,TiO2表面上の3つの銀含有のAg2CO3,Ag2C2O4,Ag3PO4は,照射プロセス間に,様々な程度の光腐食を経験することが判明した。驚くべきことに,AgxMyOz/TiO2の可視光活性と安定性に及ぼす光腐食の効果は非常に異なっていた。Ag2CO3とAg2C2O4では,それらは,簡単に金属AgおよびCO2に分解され,ガス状のCO2が触媒から脱出し,TiO2表面上に銀ナノ粒子が残り,プラズモン光触媒Ag/TiO2が生成された。得られたAg/TiO2ヘテロ接合での銀の表面プラズモン共鳴と界面電子移動との相乗効果は,可視光下での光触媒性能を高めた。Ag3PO4/TiO2では,TiO2の表面上のAg3PO4は,部分的に光分解されて,Ag及びリン酸化物になり,未分解のAg3PO4/TiO2の表面を覆い,その光触媒性能を無効にした。光化学還元法によって合成された伝統的な銀/TiO2と比較することによって,Ag2CO3/TiO2またはAg2C2O4/TiO2の光腐食は,Ag/TiO2複合体を調製するための効果的な方法として使用できることが分かった。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
光化学反応  ,  その他の触媒 

前のページに戻る