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J-GLOBAL ID:201602239644496502   整理番号:16A1068509

黒色麹菌はカンゾウ(Glycyrrhiza uralensis Fische)の不定根において機能性遺伝子の発現と同様に生物活性化合物の生合成を増進する

Aspergillus niger Enhance Bioactive Compounds Biosynthesis As Well As Expression of Functional Genes in Adventitious Roots of Glycyrrhiza uralensis Fisch
著者 (9件):
資料名:
巻: 178  号:ページ: 576-593  発行年: 2016年02月 
JST資料番号: E0344C  ISSN: 0273-2289  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,バルーン型バブルバイオリアクタ(BTBB)によるカンゾウ(Glycyrrhiza uralensis)不定根の代謝産物蓄積用の培養条件を最適化した。培養成績から,最適培養条件は,円錐角90°のバイオリアクタと0.4-0.6-0.4vvmの通気量であることが示された。黒色麹菌は,植物の防護化合物生産を増強する真菌エリシターとして使用できるはずである。黒色麹菌由来真菌エリシターの追加によって,総フラボノイド(16.12mg・g-1)とグリチルレチン酸(0.18 mg・gは-1)の最大蓄積量は,黒色麹菌の400mg・L-1の用量で発生し,対照の不定根に対してそれぞれ3.47倍と1.8倍の増加をもたらした。しかし,多糖類の最高濃度(106.06mg・g-1)は,培地に添加した黒色麹菌とサリチル酸のエリシター混合物を用いて達成され,黒色麹菌単独処理を超える1.09倍の増加となった。エレクトロスプレーイオン化タンデム質量分析(ESI-MS)を実施し,7つの化合物(ウラルサポニンBやリコリスサポニンB2,リクイリチン,(3R)-ベスチトールを含む)がエリシター類で処理した後に存在し,混合エリシター処理群でだけ同定されることが分かった。また,黒色麹菌とサリチル酸のエリシターは,シンナミン酸4-ヒドロキシラーゼ(C4H)やβ-アミリンシンターゼ(β-AS),スクアレンエポキシダーゼ(SE),チトクロームP450モノオキシゲナーゼ(CYP72A154)の遺伝子の発現を著しくアップレギュレーションし,それらは生物活性化合物の合成に関与し,スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)やカタラーゼ(CAT),ペルオキシダーゼ(POD)の活性を増加させることが分かった。Copyright 2015 Springer Science+Business Media New York Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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微生物,組織・細胞培養による物質生産一般  ,  工業的培養法,装置  ,  遺伝子発現 
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