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J-GLOBAL ID:201602240565987736   整理番号:16A0986689

シロリムスはアポトーシスを誘導し,マイクロRNA34b発現の増大を介してin vitroでヒト骨肉腫細胞における多剤耐性を逆転させる【Powered by NICT】

Sirolimus induces apoptosis and reverses multidrug resistance in human osteosarcoma cells in vitro via increasing microRNA-34b expression
著者 (11件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 519-529  発行年: 2016年 
JST資料番号: C0089D  ISSN: 1671-4083  CODEN: APSCG5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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目的:多剤抵抗性は化学療法の重大なボトルネックとなっている。多くの化学療法抵抗性癌におけるmTOR経路のアップレギュレーションが与えられたとき,第一世代mTOR阻害剤シロリムス(ラパマイシン)はヒト骨肉腫(OS)細胞のアポトーシスを誘導し,in vitroでの抗癌薬に対するOS細胞の感受性を増加させる可能性があるかどうかを調べた。【方法】ヒトOS細胞株MG63/ADMはシロリムス単独またはドキソルビシン(ADM),ゲムシタビン(GEM)およびメトトレキサート(MTX)との併用で処理した。細胞増殖とアポトーシスはCCK-8アッセイ及びフローサイトメトリーを用いて検出した。細胞におけるmiRNAは,miRNAマイクロアレイを用いて解析した。miR34bの標的はTargetScan解析とルシフェラーゼレポーターアッセイに基づいて決定した。関連するmRNAと蛋白質の発現は,qRT-PCRおよびウェスタンブロット法を用いて測定した。OS患者の40の組織試料におけるMiR-34s,PAK1およびABCB1レベルをqRT-PCRおよびin situハイブリダイゼーションアッセイを用いて分析した。【結果】シロリムス(1-100nmol/L)は,用量に依存して細胞増殖(IC_50=23.97nmol/L)を抑制し,アポトーシスを誘導した。シロリムス(10nmol/L)は有意に抗癌剤に対して細胞を感作し,ADM,GEMとMTX(25.48年,621.41年および21.72μmol/Lから4.93と73.92と6.77μmol/L,それぞれ)の減少したIC_50値をもたらした。シロリムスとの処理は,細胞における7.5の因子によるmiR34bレベルを増加させた。miR34bのアップレギュレーションはアポトーシスを誘導し,抗癌剤に対する細胞の感受性を増加させ,miR34bの阻害剤,miR34b AM0のトランスフェクションは,シロリムスの抗増殖効果を逆転させた。細胞周期,アポトーシスおよび多剤耐性の二つの重要な調節因子,PAK1およびABCB1はmiR34bの直接の標的であることを示した。OS患者の40の組織試料では,化学療法感受性群で検出された有意に高いmiR-34ISHスコアと低いPAK5およびABCB1スコア。【結論】シロリムスはPAK1とABCB1と相互作用するmiR34bをアップレギュレーションすることによりin vitroでの抗癌剤に対するヒトOS細胞の感受性を増加させた。低miR-34レベルはOS患者における予後不良の指標である。Data from the ScienceChina, LCAS.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  腫ようの実験的治療  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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