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J-GLOBAL ID:201602240711410955   整理番号:16A0689152

PCN-14における異常なH2吸着機構 分子シミュレーションによる考察

An unusual H2 sorption mechanism in PCN-14: insights from molecular simulation
著者 (3件):
資料名:
巻: 18  号: 31  ページ: 21421-21430  発行年: 2016年08月21日 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Cu2+イオンと5,5’-(9,10-アントラセンジイル)ジソフタレート(adip)連結基の配位による金属-有機骨格(MOF)PCN-14におけるH2吸着のシミュレーションを行った。このMOFはこれまでの実験的測定により77K,1.0atmの過剰水素吸着量2.70wt%,初期H2Qst値8.6kJ/molを示した。MOF-H2の理論研究に広く使用される公知のH2ポテンシャルを用いるシミュレーションによりPCN-14の実験による水素吸着等温線およびQst値を再現した。PCN-14におけるH2吸着は反発/分散エネルギー支配であり,これによりLennard-Jonesパラメータのみを含むモデルにより実験観測結果を再現できた。PCN-14のエネルギー的に最も好ましいH2吸着サイトは3個の[Cu2(O2CR)4]単位および3分子のadip連結基により囲まれた小ケージ内の吸着に対応した。予期に反して銅パドルホイールCu2+イオンへのH2の吸着は低吸着量のシミュレーションでは観測されなかった。シミュレーションは高い吸着量でPCN-14の開放金属サイトが占有されることを明らかにした。パドルホイールCu2+イオンの一つの部分正電荷を他に比べて増やした種々の場合のPCN-14におけるH2吸着の対照例シミュレーションは金属に極めて高い正電荷が存在する場合開かれた金属サイトへの吸着が捕獲されることを明らかにした。一方,本研究のシミュレーションによるPCN-14中のCu2+イオンの計算による部分電荷は強いH2-金属相互作用を助けるに十分な大きさではなかった。本研究はMOFの異常なH2吸着挙動の解明に分子シミュレーションの使用が有効であることを示した。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
分類
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第11族,第12族元素の錯体  ,  固-気界面一般  ,  計算機シミュレーション  ,  吸着剤 
タイトルに関連する用語 (3件):
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