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J-GLOBAL ID:201602241012148991   整理番号:16A0605044

異なる求愛レパートリーを有する鳥の脊髄と筋における5α-レダクターゼと5β-レダクターゼの発現

Expression of 5α- and 5β-reductase in spinal cord and muscle of birds with different courtship repertoires
著者 (7件):
資料名:
巻: 13  号: June  ページ: 13:25 (WEB ONLY)  発行年: 2016年06月 
JST資料番号: U7029A  ISSN: 1742-9994  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:多くのオスの生殖組織における酵素5α-レダクターゼのアイソフォームの活性によりテストステロン(T)は5α-ジハイドロテストステロン(DHT)へ変換され,Tへの親和性が高いアンドロゲン受容体(AR)に結合して活性化する。鳥類において,Tは5β-レダクターゼにより5β-DHTへと局所的に不活性化される。golden-collared manakinオスはアンドロゲン依存性の身体的に巧妙な求愛行動を行い,オスのキンカチョウのように求愛行動があまり巧妙でない種と比較して遥かに強いアンドロゲン受容体を骨格筋と脊髄に発現させる。Tの局所的代謝がmanakinオスの求愛行動を促進あるいは抑制するか調べるため,オスおよびメスの前肢筋と脊髄における5α-レダクターゼと5β-レダクターゼの発現を上記の2つの種で調べた。結果:酵素は全ての組織で発現しており,特にオスのmanakinの筋と脊髄では5α-レダクターゼの機能が部分的に推測可能なパターンで発現していた。そのうえ5β-レダクターゼは種間差が大きく,キンカチョウに比べてgolden-collared manakinでは遥かに低かった。このようにTの神経筋不活性化に対する修飾が,適応的な行動修飾に機能的役割があると考えられた。結論:アンドロゲン感受性の哺乳類の骨格筋における5α-レダクターゼの機能には論争があるが,著者らのデータによって,局所的な代謝によって辺縁系での神経伝達における活性アンドロゲン受容体が存在できることが示唆された。更に5β-レダクターゼが全体に渡って広く発現している最初の証拠を提示し,アンドロゲンによる神経伝達物質の機能修飾にとって重要な因子である可能性を示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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個生態学  ,  生物学的機能  ,  性ホルモン 
物質索引 (1件):
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