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J-GLOBAL ID:201602241368546218   整理番号:16A1142581

膵癌におけるα-1酸糖蛋白質(AGP)のα1-3フコシル化の増加

Increased α1-3 fucosylation of α-1-acid glycoprotein (AGP) in pancreatic cancer
著者 (12件):
資料名:
巻: 132  ページ: 144-154  発行年: 2016年01月30日 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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膵癌(PDAC)は信頼可能な診断バイオマーカーを欠いており,新たなバイオマーカーの探索が重要課題となっている。小さな患者コホートを対象とした以前の研究では,N-グリカンシークエンシングを用いて進行性PDACにおけるα-1酸糖蛋白質(AGP)のフコシル化の増加が示された。ここでは,PDACに関連する可能性のあるAGPの糖型の決定に質量分析法(MS),キャピラリーゾーン電気泳動(CZE),および酵素結合レクチンアッセイ(ELLA)を含むいくつかの分析技術を用いて大コホートにおけるAGPの糖型について分析した。健康対照(HC),慢性膵炎(ChrP),およびPDAC患者を含む31個の血清試料からのAGPを免疫アフィニティクロマトグラフィーで精製した。AGP放出N-グリカンの安定同位体標識と双性イオン親水性相互作用キャピラリー液体クロマトグラフィーエレクトロスプレーMS(μZIC-HILIC~ESI-MS)により,ChrPおよびHCに比べて,PDACにおけるAGPのフコシル化糖型の増加が示された。CZE-UV分析により,一部のAGPイソ型の相対濃度はPDACおよびHCにおけるそれらに比べて有意に異なることが見出された。最後に,Aleuria aurantiaレクチンを用いるELLAにより,ChrPおよびHCに比べて,進行型PDACにおけるAGPノイラミニダーゼ処理前および処理後のそれぞれでAGPフコシル化の有意な増加が示された。まとめると,AGPのα1-3フコシル化糖型はPDACにおいて増加しており,PDACのバイオマーカーとして考えられることをこれらの結果は示している。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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生物学的機能  ,  疫学  ,  腫ようの化学・生化学・病理学  ,  腫ようの診断 
タイトルに関連する用語 (4件):
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