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J-GLOBAL ID：201602245000464515   整理番号：16A0665274

強磁場・高圧下での単結晶CeCu₂Si₂のCe価数状態の研究

著者 (6件)： 藤原賢二 (島根大 総合理工) ,  須和田裕貴 (島根大 総合理工) ,  本山岳 (島根大 総合理工) ,  北川健太郎 (東大 理) ,  後藤貴行 (上智大 理工) ,  佐々木孝彦 (東北大 金属材料研)
資料名： 東北大学金属材料研究所強磁場超伝導材料研究センター年次報告  (Annual Report. High Field Laboratory for Superconducting Materials, Institute for Materials Research, Tohoku University)
巻： 2015  ページ： 76-78  発行年： 2016年06月 
JST資料番号： X0986A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 重い電子系超伝導体CeCu₂Si₂では,4万気圧近傍で超伝導転移温度が2倍以上となり,高圧超伝導相の引力機構が価数揺らぎである可能性が指摘されている。著者らは,ゼロ磁場NMR実験からCe価数の増大を観測したが,動的揺らぎ超伝導の検証には至っていない。本研究では,強磁場,高圧下でCu核の核四重極周波数の圧力,温度,磁場依存性を測定することにより,Ce価数状態の磁場誘起転移の探索を行った。CeCu₂Si₂単結晶試料を用い,20T-CSMを用い,18Tの磁場中,5.4GPaまでの圧力下で⁶³Cu-NMRの実験を行った。その結果,5.4GPa,18Tの条件下で,⁶³Cuの核四重極周波数,核磁気緩和率,ナイトシフトが20K以下で変化し,Ce価数変化に伴う磁場誘起の変化と考えられた。しかし,価数変化の場合と異なり二次転移的であるため,更なる検討が必要である。

シソーラス用語： *セリウム化合物 ,  *銅化合物 ,  *ケイ化物 ,  単結晶 ,  強磁場 ,  高圧 ,  *核四重極共鳴 ,  *セリウム ,  *相転移 ,  *NMR【磁気共鳴】
準シソーラス用語： *価数転移 ,  *銅63NMR

分類 (1件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

タイトルに関連する用語 (6件)： 強磁場 ,  高圧 ,  単結晶 ,  Ce ,  価数 ,  研究