抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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酪農において都府県と北海道では生産基盤が異なる。最近の都府県酪農の動向は水田酪農の衰退によっておおむね特徴付けられる。それに歯止めをかけることが都府県酪農にとって重要な課題である。地元産の飼料用米を耕畜連携で生産することが都府県酪農の安定につながる。秋田県の事例調査では15年の飼料米生産では面積規模からからして大きな経営ほど飼料用米の本作化の傾向にある。排水性が良好とは言えない転作田ではトウモロコシのような畑作田よりもイネによる転作が合理的である要因がある。コストに関し玄米利用では乾燥調製・保管経費が掛かり,利用コストが高くなるが,籾米サイレージ(SGS)の利用ではコストは低い。SGSの利用はTMR方式では自治体の補助金があり,調達コストが削減されている。それに,飼料用米と堆肥,稲わらの資源循環を推進する耕畜連携ができれば行政支援のもう1つの根拠になりうる。