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J-GLOBAL ID：201602246958241452   整理番号：16A0775889

3DCGトゥーンレンダリングにおける動きに伴う輪郭線ゆがみのプロシージャル表現

Procedural Representation of Contour Line Distortion in 3DCG Toon rendering

著者 (3件)： WANG Yilong (東京工科大 大学院) ,  三上浩司 (東京工科大 大学院) ,  近藤邦雄 (東京工科大 大学院)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2016  号： DCC-13  ページ： Vol.2016-DCC-13,No.11,1-8 (WEB ONLY)  発行年： 2016年05月23日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本の3Dimensional Computer Graphics(3DCG)アニメでもセルアニメのような表現を行うため,近年,多様な輪郭線表現やカートゥーンブラーも数多く研究されている。その中,物体の移動による歪みの効果が,カートゥーンブラーの重要な表現として注目されている。また,近年ではこれらの技術をゲームに応用する事例が増えてきている。しかし,ゲームのリアルタイム表現においては,モーションブラーの技術を用いて歪みの表現は使われているが,セルアニメと全く同じ表現とは言えない。手描き表現では輪郭線が重要な要素の1つであり,セルアニメではカートゥーンブラーの歪み表現と輪郭線が併用されている。しかし,3DCGアニメではゆがみ表現と輪郭線の併用はまだ実現できていない。本研究では,輪郭線のゆがみ表現をゲームの中に再現できるように,プロシージャルかつリアルタイムなアルゴリズムを提案,実装した。提案したアルゴリズムでは,ゆがみを表現するゆがみ3Dモデルを生成し,輪郭線処理を施すことで輪郭線のゆがみ表現を実現している。対象モデルの頂点を基にしたゆがみの本数とゆがみの大きさ,発生条件を制御する速度の閾値,存続時間を基にしたゆがみの長さをパラメータにより調整することでプロシージャルかつリアルタイムに輪郭線のゆがみ表現を実現した。さらにゆがみの形状については,減衰曲線を編集することで制御し,意図的な形状が再現できるようにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *コンピュータグラフィックス ,  三次元ディスプレイ ,  *立体画像 ,  *絵画 ,  *レンダリング ,  *輪郭 ,  *画像分析 ,  *画像歪 ,  生産 ,  ビデオゲーム ,  実時間処理 ,  表現 ,  動画像 ,  *画像ぼけ ,  画像再生 ,  アニメーション
準シソーラス用語： 3D-CG ,  風刺漫画 ,  自動生成 ,  イメージ表現 ,  モーションブラー

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (8件)：

• Y. Kawagishi, K. Hatsuyama and K. Kondo, ′′Cartoonblur: nonphotorealistic motion blur,′′ Computer Graphics International, Proceeding, pp.276-281, 2003.
• 川岸祐也,初山和秀,近藤邦雄,“カートゥーンブラー:セルアニメのための非写実的モーションブラー”,情報処理学会研究報告,Vol.2002,No.33,pp.37-42,情報処理学会,2002.
• 大林正一,近藤邦雄,今間俊博, “3Dアニメーションのためのカトゥーンブラー”,図学研究,Vol.39, No.1 pp.63-68,2005.
• 酒井 健行,“3DCG 映像のための手描き風モーションブラ-”, 第11回情報科学技術フォーラム,I-040,2012.
• SCHMID J., SUMNER R. W., BOWLES H., GROSS M. “ Programmable motion effects”, SIGGRAPH2010, Volume 29 Issue 4, 2010.

タイトルに関連する用語 (5件)： 3DCG ,  動き ,  輪郭線 ,  ゆがみ ,  表現