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J-GLOBAL ID：201602247442707951   整理番号：16A0590145

18.高分子材料のトライボロジー(8)ポリマーブラシで制御するトライボロジー

著者 (2件)： 辻井敬亘 (京大 化研) ,  榊原圭太 (京大 化研)
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 52  号： 7  ページ： 224-229  発行年： 2016年07月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 材料表面をポリマー鎖で被覆するとトライボロジー特性を制御できる。特性発現は膨潤グラフト鎖の形態に深くかかわっている。ポリマーブラシの特徴とそれを活かした極低摩擦材料について著者らの研究を例に紹介した。1)準希薄ポリマーブラシ(SDPB)と濃厚ポリマーブラシ(CPB),2)ポリマーブラシ構造と立体斥力,3)SDPB系のトライボロジー特性,4)CPB系のトライボロジー特性,5)濃厚ブラシ効果とトライボマテリアル,6)CPBの機械摺動システムへの応用(潤滑液としてイオン液体の利用,CPB膜厚の厚膜化)。CPBの合成は,リビングラジカル重合法に適用をブレークスルーとして可能となった。

シソーラス用語： *高分子ブラシ ,  *トライボロジー ,  潤滑剤 ,  グラフト化【化学修飾】 ,  イオン液体 ,  アブレシブ摩耗 ,  ポリメタクリル酸メチル ,  摩擦係数 ,  摩擦材料 ,  膜厚 ,  膨潤 ,  リビングラジカル重合 ,  グラフト共重合
準シソーラス用語： 表面開始重合

分類 (1件)： 高分子の立体構造  (CG02031G)

引用文献 (20件)：

• 例えば, J. N. Israelachvili, Intermolecular and Surface Forces, 2nd ed, Academic Press, London, 1992; A.Halperin, M. Tirrell, T. P. Lodge, Adv. Polymer Sci., 100, 31 (1992); M. Kawaguchi, A. Takahashi, Adv. Colloid Interface Sci., 37, 219 (1992).
• 例えば, Y. Tsujii, K. Ohno, S. Yamamnoto, A. Goto, T. Fukuda, Adv. Polym. Sci., 197, 1 (2006); K. Matyjaszewski, ed., “Macromolecular Engineering: Precise Synthesis, Materials Properties, Applications“, Wiley-VCH, Weinheim, 2007, p. 1137.
• M. Ejaz, S. Yamamoto, K. Ohno, Y. Tsujii, T. Fukuda, Macromolecules, 31, 5934 (1998).
• D. F. K. Shim, M. E. Cates, J. Phys. (Paris) , 50, 3535 (1989).
• P. Y. Lai, A. Halperin, Macromolecules, 24, 4981 (1991).

タイトルに関連する用語 (3件)： 高分子材料 ,  トライボロジー ,  ポリマーブラシ