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J-GLOBAL ID:201602247773267195   整理番号:16A1183370

2004年~2014年のスペイン北東部でのPM発生源寄与と化学的トレーサのトレンド解析:多指数関数アプローチ

Trends analysis of PM source contributions and chemical tracers in NE Spain during 2004-2014: a multi-exponential approach
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巻: 16  号: 18  ページ: 11787-11805 (WEB ONLY)  発行年: 2016年09月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,正行列因子分解(PMF)モデルから,PM10とPM2.5中の様々な化学種の濃度のトレンドとPM10発生源寄与のトレンドを調べるために,スペイン東北部(NE)に位置する2つの対観測点(バルセロナ都市バックグラウンド,モンセニー(Montseny)地方バックグラウンド)からのデータを初めて用いた。11年間(2004年~2014年)の化学データを本研究に用いた。直線トレンドについてのMann-Kendall検定と多指数関数によるデータフィッテイングに基づいて,化学種濃度と発生源寄与の両トレンドを調べた。異なるPM画分(PM2.5とPM10)が両観測点で直線減少トレンドを示したが,汚染物質とその化学的トレーサの特異的発生源の寄与,指数関数減少トレンドを示した。見られた異なるタイプのトレンドは,大気汚染物質濃度を低下させた対策実施での異なった有効性,そして/または,時間を反映した。さらに,産業活動と一次エネルギー消費に関連した特定の発生源の寄与のトレンドは,2008年からのスペイン財政危機影響を反映した。2004年~2014年のバルセロナ(BCN)とモンセニー(MSY)の両方で統計的に明らかな下落トレンドを示した発生源は,二次硫酸塩,二次硝酸塩,V-Ni含有発生源であった。これらの発生源からの寄与は検討期間に指数関数的に低下し,観測された減少が緩やかでなく,経時的に一貫しなかったことを示した。逆に,トレンドは,始まりと比べ期間の終わりには緩やかで,下限到達を示した。更に,統計的に明らかな減少トレンドが,MSYでの産業/交通発生源(冶金と道路交通の混合)からの,そしてBCNでの産業(主に冶金)発生源からのPMへの寄与で見られた。これらの発生源は,明らかに人間活動に関連し,見られた減少トレンドは,ヨーロッパや地域/地方レベルで進められた汚染削減対策の有効性を明らかにした。逆に,地域レベルでエイジングした海洋や有機物などの自然過程にほぼ関係した発生源からの寄与は,統計的明らかな傾向を示さなかった。PM10発生源寄与で見られたトレンドは,これら汚染発生源の化学的トレーサで見られたトレンドを反映した。(翻訳著者抄録)
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粒状物調査測定 
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