文献
J-GLOBAL ID:201602257462626295   整理番号:16A0692210

病害虫対策におけるリスクマネジメント-岩手県における斑点米カメムシ対策を事例として-

Risk Management in Pest Control A Case Study of Rice Leaf Bugs in Iwate Prefecture
著者 (1件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 72-78  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: L7849A  ISSN: 2187-297X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,北東北においても,地球温暖化に伴い斑点米カメムシが増加しており,その食害による米の品質低下が大きな問題となっている。しかし,その被害の程度は,栽培される水稲品種や夏季の気象条件によって大きな差がある。被害を受けやすい「ヒメノモチ」などの品種では,追加防除が必要になる。さらに,カメムシの繁殖が促進される「高温年」では,そうした対策が重要になっている。本稿では,そうした岩手県における実態調査に基づき,カメムシによる加害リスクの「発生頻度」と「被害強度」を具体的に見積もった。そして,そうした数値を用いて,リスクマップを描き,カメムシによる被害リスクを算定するとともに,追加防除対策の有効性について,費用便益分析による評価を行った。その結果,「ひとめぼれ」では現状の一回防除で被害リスクが抑えられており,追加防除の有利性は少ない一方,「ヒメノモチ」では,カメムシが多発しやすい「高温年」の追加防除による被害抑制効果と追加防除のコストがほぼ均衡するという分析結果が得られた。このことは,「ヒメノモチ」の作付割合が高い県央地域での防除割合が高い一方,「ひとめぼれ」の作付けが主力の北上川下流域などでは追加防除を行わず,農薬使用回数を慣行の5割減にとどめた米販売に取り組む例が多いという実際の防除実態にうまく対応しており,リスクマネジメントの実践という面からも,現在の防除対策の有効性が評価できた。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
昆虫・ダニによる植物被害  ,  植物の病虫害防除一般 
引用文献 (5件):
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る