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J-GLOBAL ID：201602257963818442   整理番号：16A0755959

SiAGO1bのC末端モチーフは,アワ(Setaria italica(L.)P.Beauv)の成長,発生とストレス応答の調節に必要である

The C-terminal motif of SiAGO1b is required for the regulation of growth, development and stress responses in foxtail millet (Setaria italica (L.) P. Beauv)

著者 (9件)： LIU Xiaotong (Chinese Acad. of Agricultural Sci., Beijing, CHN) ,  TANG Sha (Chinese Acad. of Agricultural Sci., Beijing, CHN) ,  JIA Guanqing (Chinese Acad. of Agricultural Sci., Beijing, CHN) ,  SCHNABLE James C. (Chinese Acad. of Agricultural Sci., Beijing, CHN) ,  SCHNABLE James C. (Univ. Nebraska-Lincoln, NE, USA) ,  SU Haixia (Chinese Acad. of Agricultural Sci., Beijing, CHN) ,  TANG Chanjuan (Chinese Acad. of Agricultural Sci., Beijing, CHN) ,  ZHI Hui (Chinese Acad. of Agricultural Sci., Beijing, CHN) ,  DIAO Xianmin (Chinese Acad. of Agricultural Sci., Beijing, CHN)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 67  号： 11  ページ： 3237-3249  発行年： 2016年05月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イネ科キビ亜科に属するアワ(Setaria italica)は,中国北部やインドで広く栽培される重要穀類である。アルゴノート(AGO)蛋白質ファミリーに属するアルゴノート1(AGO1)蛋白質は,低分子RNAをリクルートして,植物の成長と発生を調節する機能をもつ。本研究では,メタンスルホン酸エチル処理によって誘導されたアワのAGO1変異体(siago1b)の特性解析を行った。その結果,この突然変異体は矮性茎,細巻葉,小穂や低着粒率などの多面発現的な発生障害を示すことがわかった。これらの表現型の変化は,C-A転換や,SiAGO1b遺伝子のC末端における7塩基対の欠失に起因していた。突然変異領域は,SiAGO1bとSiHYL1蛋白質間の相互作用に必須の機能モチーフであった。また,SiAGO1b突然変異は,エネルギー代謝,細胞増殖,プログラム死,非生物的ストレス応答などの生物学的プロセスに影響を与えることが示された。こうした結果から,SiAGO1b遺伝子がアワの成長と発生を調節することが明らかとなった。

シソーラス用語： アワ ,  *突然変異体 ,  *タンパク質 ,  植物成長 ,  発生 ,  応答 ,  遺伝子 ,  分子間相互作用 ,  遺伝現象 ,  RNA配列解析 ,  ストレス応答 ,  マップベースドクローニング ,  蛋白質間相互作用 ,  *アルゴノートタンパク質類 ,  遺伝的多面発現 ,  植物生理 ,  脂肪族化合物 ,  スルホン酸エステル
準シソーラス用語： SiAGO1b ,  *アルゴノート蛋白質 ,  HYL1 ,  多面発現

分類 (3件)： 遺伝的変異  (EC01030Y) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  発生,成長,分化  (EH02030U)

物質索引 (1件)： メタンスルホン酸エチル

タイトルに関連する用語 (7件)： C末端 ,  モチーフ ,  アワ ,  Setaria ,  成長 ,  ストレス応答 ,  調節