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J-GLOBAL ID：201602258344274758   整理番号：16A0434657

石狩プロジェクトにおける超伝導ケーブルシステムの技術

著者 (2件)： 筑本知子 (中部大 超伝導・持続可能エネルギー研究セ) ,  山口作太郎 (中部大 超伝導・持続可能エネルギー研究セ)
資料名： ふぇらむ  (日本鉄鋼協会会報)
巻： 21  号： 5  ページ： 206-211  発行年： 2016年05月01日 
JST資料番号： L2666A  ISSN： 1341-688X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超伝導直流送電では交流損失の問題がないため,直流で用いた方がより大きなメリットがある。近年,世界各国でも超伝導直流送電に注目が集まり,相次いで実証試験が計画されている。このような背景の中,2013年,国家プロジェクトとして「高温超伝導直流送電システムの実証研究」(通称:石狩プロジェクト)が開始された。本稿では,石狩プロジェクトでの超電導直流ケーブルシステムの技術開発状況を中心に紹介した。まず,石狩プロジェクトの概要を紹介した。本プロジェクトでは,1)冷却時のケーブルコアの熱収縮対策,2)長距離冷媒循環システムの構築,3)ケーブルコアの接続,以上を重要な技術解題として実証実験を行っている。次に,前述の1),2),ペルチェ素子を用いた低熱侵入型電流リードについて詳細を述べた。1)ではヘリカル変形法が有効であった。また,2)ではターボブレイトン冷却機を世界で初めて採用した。最後に,世界の開発状況と今後の展開を述べた。

シソーラス用語： *超伝導ケーブル ,  *高温超伝導体 ,  超伝導線 ,  ケーブル構造 ,  冷却系機器 ,  プロジェクト ,  国家政策 ,  *直流送電 ,  実証実験 ,  熱収縮 ,  Peltier効果 ,  螺旋 ,  リード線
準シソーラス用語： 国家プロジェクト ,  *直流超電導送電

分類 (2件)： 超伝導材料  (BM04041W) ,  電線・ケーブル  (NA05020S)

引用文献 (8件)：

• S.Yamaguchi, T.Kawahara, M.Hamabe, H.Watanabe, Y.Ivanov, J.Sun and A.Iiyoshi : Physica C, 471 (2011), 1300.
• S.Yamaguchi, H.Koshizuka, K.Hayashi and T.Sawamura: IEEE Trans.Appl.Supercond., 25 (2015) , 5402504.
• N.Chikumoto, H.Watanabe, Y.V.Ivanov, H.Takano, S.Yamaguchi, H.Koshizuka, K.Hayashi and T.Sawamura: IEEE Trans.Appl.Supercond., to be published. DOI : http://dx.doi.org/10.1109/TASC.2016.2537041
• H.Watanabe, Y.V.Ivanov, M.Hamabe, N.Chikumoto, H.Takano and S.Yamaguchi : Physics Procedia, 67 (2015), 239.
• H.Watanabe, Y.V.Ivanov, N.Chikumoto, N.Inoue, H.Takano, S.Yamaguchi, K.Ishiyama, Z.Oishi, H.Koshizuka, M.Watanabe, T.Masuda, K.Hayashi and T.Sawamura : submitted to Proceeding of ICEC26-ICMC2016 conference, Conference Series : Materials Science and Engineering, (MSE)

タイトルに関連する用語 (2件)： プロジェクト ,  超伝導ケーブル