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J-GLOBAL ID:201602261675007420   整理番号:16A0935081

セレノメチオニンと高塩濃度の発生毒性に対するメダカ(Oryzias latipes)の生活史段階別の感受性

Stage susceptibility of Japanese medaka (Oryzias latipes) to selenomethionine and hypersaline developmental toxicity
著者 (2件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 1247-1256  発行年: 2016年05月 
JST資料番号: A0978B  ISSN: 0730-7268  CODEN: ETOCDK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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セレンを含む土壌の人為的なかく乱は河川のセレン汚染につながる可能性がある。セレンは必須微量栄養素ではあるが,蛋白質性のセレノメチオニン(SeMet)の生物蓄積と母児間移動は胚毒性をもたらす可能性がある。さらに気候変動の結果として水が少ない河口の産卵場所の塩分濃度は増加している。少々の塩分濃度の増加は魚類の成体には直接の影響を及ぼすことはないにしても,発生中の生物の解毒機構を変化させる可能性はある。以前の研究は,高塩濃度は発生初期段階の胚に対するSeMetの毒性を増悪する可能性があることを示唆している。しかし胚の発生は細胞の微小環境は常に変化している複雑で時空間的なプロセスである。セレンと塩分濃度との相互関係の閾値と有害転帰経路を求めるために,メダカ(Oryzias latipes)の致死性と奇形形成に対する感受性のウインドウの特定を試みた。6つの発生段階(9,17,25,29,34,38)の胚を淡水もしくは海水中で0.5,5,50μMのSeMetに24時間曝露した。生存率,孵化率,奇形形成(総計,タイプ及び重篤度)及び孵化までの日数を測定した。胚組織のSe濃度を測定した。5及び50μMのSeMet曝露区ではすべての発生段階で生存率及び孵化率が有意に低下した。しかしSeMetの取込は発生段階に依存しており発生段階が進むにつれ増加した。致死性と奇形形成に対し最も感受性が高いのは発生段階17(神経杯形成初期)であることが分かった。発生段階25では淡水中のSeMetよりも海水中のSeMetの方が有意に高い毒性を示したが,これは毒性発揮で肝臓と浸透圧調節器官形成が関与していることを示唆するものである。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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著者キーワード (5件):
分類 (5件):
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重金属とその化合物一般  ,  金属及び金属化合物の毒性  ,  動物に対する影響  ,  魚類  ,  発生と分化 
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