文献
J-GLOBAL ID:201602263045994652   整理番号:16A1295017

定量的構造-物性関係モデルに従った配位子官能基化によるZr(IV)系金属有機骨格のCO2吸着と分離能の向上

Enhancing CO2 adsorption and separation ability of Zr(IV)-based metal-organic frameworks through ligand functionalization under the guidance of the quantitative structure-property relationship model
著者 (15件):
資料名:
巻: 289  ページ: 247-253  発行年: 2016年04月01日 
JST資料番号: D0723A  ISSN: 1385-8947  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
定量的構造-物性相関(QSPR)モデルは,MOFのCO2/N22吸着選択性がΔQst0/φに依存することを証明している(ΔQst0は,2つの気体の等量吸着熱の差でφはMOFの空隙率である)。このモデルに従い,プラットフォームMOFの[Zr6O4(OH)8(NDC)6]n(Zr-NDC,NDC2-=ナフタレン-2,6-ジカルボン酸塩)の各々の配位子に-NO2,-NH2,又は-SO3H基を導入することで,3つの官能化MOFを設計した。分子シミュレーションを初めて適用して,これらの物質のガス吸着特性を予測した。その結果,これらの官能基を導入することによってCO2の吸着能力と分離能力を大幅に改善できることがわかった。4,8-ジニトロナフタレン-2,6-ジカルボン酸(H2NDC-2NO2)と4,8-ジスルホナフタレン-2,6-ジカルボン酸(H2NDC-2SO3H)の配位子を用いて,二つの類似物である[Zr6(O)4(OH)8(NDC-2NO2)6]n(Zr-NDC-2NO2)と[Zr6(O)4(OH)8(NDC-2SO3H)6]n(Zr-NDC-2SO3H)を合成し,それらのCO2捕捉能力を実験的に調べた。Zr-NDCと比較して,Zr-NDC-2NO2とZr-NDC-2SO3Hは,官能基を添加することによって細孔サイズが減少するにもかかわらず,明らかにN2よりも高いCO2吸着能力および分離選択性を示す。特に,各配位子中に2つの-SO3H基をグラフト化することにより,Zr-NDC-2SO3Hでの二酸化炭素吸着に関して重量で二倍および容積で三倍吸着能が増加し,CO2/N2分離選択性が非常に高くなった。一般的に,MOFの細孔内により多くの官能基あると,それだけ効率が良くなる。これらの機能化されたMOFでは,官能基密度がかなり高く,したがってガス吸着特性に大きな効果が得られた。また,これらの結果は,QSPRモデルが,高いCO2捕捉性能を持つMOFを設計する上で有用であることを示唆している。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
吸着剤  ,  物理的手法を用いた吸着の研究 
物質索引 (3件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る