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J-GLOBAL ID：201602268651980533   整理番号：16A0425240

ハモグリバエの飼い殺し寄生バチHalticoptera circulusについて

著者 (3件)： 西東力 (静岡大 農) ,  松田健太郎 (静岡大 農) ,  剣持太一 (静岡大 農)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 70  号： 5  ページ： 294-298  発行年： 2016年05月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ハモグリバエ類の寄生バチであるHalticoptera circulus(コガネコバチ科)はハモグリバエ幼虫の体内に産卵し,ハエが蛹になったら食い殺して羽化する。H.circulusは有機リン系およびピレスロイド系殺虫剤に対して耐性があると考えられ,総合防除においてこれらの殺虫剤と組み合わせる素材として有望である。H.circulusは,日本ではネギハモグリバエに寄生するハチの主要種であり,ナモグリバエからも比較的よく採集されるが,マメハモグリバエとトマトハモグリバエからの採集は皆無または稀である。しかし,H.circulusは海外ではマメハモグリバエとトマトハモグリバエの主要種とされており,これらの個体群は宿主の免疫反応を回避できると考えられる。

シソーラス用語： *ハモグリバエ科 ,  *寄生バチ ,  *ハチ ,  有機リン系殺虫剤 ,  ピレスロイド系殺虫剤 ,  農薬耐性 ,  宿主域 ,  免疫反応 ,  系統差 ,  *総合防除 ,  地域差 ,  種間競争 ,  害虫
準シソーラス用語： *Halticoptera circulus ,  コガネコバチ科 ,  トマトハモグリバエ ,  ナモグリバエ ,  ネギハモグリバエ ,  マメハモグリバエ

分類 (2件)： 昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  生物的防除  (FC05030B)

引用文献 (40件)：

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• ABE, Y. et al. (2005) : Eur. J. Entomol. 102: 805 ~807.
• 阿部芳久(2015):植物防疫 69:733~737.
• BAKER, J. E. et al. (1998) : Insect Biochem. Mol. Biol. 28 : 1039 ~ 1050.
• CARTON, Y. and A. NAPPI (1991) : Acta Oecol. 12 : 89 ~ 104.

タイトルに関連する用語 (1件)： 寄生バチ