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J-GLOBAL ID:201602274130936520   整理番号:16A0425243

チャノコカクモンハマキにおけるテブフェノジド剤抵抗性の遺伝様式

著者 (2件):
資料名:
巻: 70  号:ページ: 309-314  発行年: 2016年05月01日 
JST資料番号: G0617A  ISSN: 0037-4091  CODEN: SHBOA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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静岡県牧之原地域のチャノコカクモンハマキ個体群では,近年DAH系昆虫成長調整剤のうちとくにテブフェノジド剤に対する抵抗性が急速に発達しているので,そのメカニズムを研究した。現地チャ園で2009年5月に採集した雌成虫を累代飼育して確立したテブフェノジド抵抗性(R)系統と,1960年代に金谷のチャ園で採集・累代飼育されたテブフェノジド感受性(S)系統を用いて交配試験を行った。S系統と比べた抵抗性比は,R系統で133,RxSで18.7,SxRで19.7であった。チャノコカクモンハマキにおけるテブフェノジド抵抗性の遺伝様式は伴性遺伝ではなく,不完全優性の常染色体性遺伝であることが示唆された。その抵抗性の発達速度は不完全劣性遺伝をするシロイチモンジヨトウのテブフェノジド抵抗性より大きい可能性がある。チャノコカクモンハマキのテブフェノジド抵抗性は複数因子によって支配されているので,抵抗性遺伝子は拡散しにくく,特定地域で急速に発達した可能性がある。
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分類 (2件):
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昆虫・ダニによる植物被害  ,  害虫に対する農薬 
物質索引 (1件):
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引用文献 (34件):
  • ABBOTT, W. S. (1925) : J. Econ. Entomol. 18 : 265 ~ 267.
  • APRD (2016) : Arthropod Pesticide Resistance Database, Michigan State University,2016年3月16日閲覧.
  • BOUVIER, J. C. et al. (2001) : Heredity 87 : 456 ~ 462.
  • DHADIALLA, T. S. et al. (1998) : Annu. Rev. Entomol. 43 : 545 ~569.
  • 舟山健・高橋佑治(1995):応動昆39:81~83.
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